トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、F1ブラジルGPで2位表彰台を獲得した。これについて、元チームメイトのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)や、今回ブラジルGPでガスリーに”敗れた”ルイス・ハミルトン(メルセデス)らが、賞賛の声を上げている。
ガスリーは一昨年トロロッソからF1デビュー。昨年は同チームでフルシーズンを戦い、印象的な活躍を見せた。それが評価され、今シーズンはレッドブルのドライバーとしてシーズンをスタート。しかしシーズン前半戦に思うような活躍を見せることができず、夏休み明け以降はトロロッソに降格させられることになった。
■歓喜のF1初表彰台。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー「僕の人生で最高の日だ!」|F1ブラジルGP
ただトロロッソに戻って以降のガスリーはかつての輝きを取り戻し、予選ではQ3進出の常連に。決勝でも、8戦中5戦で入賞。ブラジルでは乱戦を戦い抜き、さらにレース終盤にはハミルトンの猛攻をしのぎ切って2位表彰台を獲得した。
ガスリーに”敗れる”形になったハミルトンは、その画期的な表彰台について、「そういうのを見るのは本当に素晴らしい」と語った。
「特に、あるチームからあるチームに移籍するという、彼が経験した道のりを考えればね……今回やり遂げたことは本当に素晴らしいよ」
そうハミルトンは語った。
また今季前半戦にチームメイトを務めていたフェルスタッペンは、ガスリーはブラジルで”偉大なレース”をしたと語った。
ガスリーは予選で7位となり、フェラーリのシャルル・ルクレールのグリッド降格ペナルティにより、6番グリッドからレースをスタートした。そのレースでは終始中団グループをリードするポジションを走り、上位勢の相次ぐリタイアによって順位が上昇。ラスト2周というところでハミルトンとアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が接触したことで、ついに2番手に浮上した。そして、ハミルトンからそのポジションを最後まで守ったのだ。
「ピエールの表彰台をどう評価すればいいだろうか? 信じられないほど素晴らしいよ」
そうフェルスタッペンは語った。
「ベスト・オブ・ザ・レスト(トップ3チームの直後)を獲っただけでも、すでに良い結果だ。その後自身のトラブルを避ければ、他の人のミスによって利益を得ることができる」
「トップ3にピエールを見ることができて嬉しい。トロロッソにとっては、これで今季2回目の表彰台だ。このことには彼らも満足していると思う」
「彼が非常に速いドライバーであることは分かっていた。今年の序盤は、確かにうまくいかなかったかもしれない。でも、ご覧の通りピエールは非常に強い。彼はトロロッソで再び、自分を取り戻したんだ」
「このレースの前にも、すでに多くの良い結果を得ている。だから今回の結果は、さらに大きなモチベーションになるだろう」
2位のガスリーは、もし最終ラップでハミルトンに抜かれ、3位になってしまっていたら、苛立たしいことだっただろうと語る。
「最初の表彰台と、僕に対して限界までプッシュするワールドチャンピオンを同時に見たんだ」
そうガスリーは語った。
「できる限り最高の方法でディフェンスしようとした。最終コーナーを立ち上がった時、僕はただアクセルを踏み込み、エンジンが出せるパワーの全てを発揮できることを願っていたんだ」
「オーバーテイクボタンを押し、コクピット内で身を低くしようとしていた。すると彼のフロントウイングが見えたんだ。僕は『追い越さないでくれ!』というようなことを思っていた」
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