2020年11月に開催されることが決まったWRC(世界ラリー選手権)日本ラウンド”ラリー・ジャパン)。そのテストイベントとしてCentral Rally Aichi/Gifu 2019が愛知県と岐阜県を舞台に行われた。
日本国内で久々に行われるWRCに向けたテストイベントだけあって、非常に注目度も高い。そのため、メイン会場となった愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)には多くの観客が訪れ、盛り上がりを見せた。
■今季のWRC王者タナク、トヨタ離脱を決断。来季はヒュンダイへ
来年のラリー・ジャパンは、トヨタにとっては念願の凱旋ラリーとなる。これについて、Central Rally Aichi/Gifu 2019の会場を訪れていたトヨタ自動車副社長で、GAZOO Racing Campanyのプレジデントである友山茂樹は、motorsport.comのインタビューに次のように答えた。
「トヨタがWRCに参戦して、3年になります。ようやくここ(日本でWRCを開催できる)まで来たなと……感無量です」
友山副社長はそう語った。
「やはり、日本のメーカーが日本で行われる世界最高峰のラリーに出場して、そしてお客様の身近に感じていただける機会をいただけたということは、ありがたいことだと思っています。ここまで努力していただいた自治体、そして官民一体となった誘致活動、国内外のラリー関係者の皆様に御礼を申し上げたいと思います」
トヨタのWRCチームからは、今季のチャンピオンに輝いたオット・タナクが今季限りでチームを離脱することが決まるなどしたため、来季のドライバーラインアップが未決の状態だ。これについて友山副社長は、次のように語った。
「まだオーストラリアのラリーが残っています。我々はドライバーズタイトルは決めましたが、マニュファクチャラーはまだ。まずはそこに向けて、全ての準備を進めていきたいと思います」
日本人ドライバーとしてWRC参戦を目指す勝田貴元についての期待感も、次のように語る。
「貴元はまだ決まっていないですが、日本人のドライバーが日本のクルマで、この日本の地で世界の強豪と戦えば、すごく盛り上がると思います。彼にはなんとか頑張ってもらって、WRCのレギュラーになって欲しいですね」
TOYOTA GAZOO Racing WRT(ワールド・ラリー・チーム)のチーム代表を務めるトミ・マキネンも、今回のイベントに視察に訪れ、勝田の走りをコースサイドで観るなどしていた。
そのマキネンも、来季のラリー・ジャパンに向けた期待を次のように語った。
「世界選手権全体にとって、ラリー・ジャパンは非常に重要になるだろう。日本にやって来ることができるのは、本当に光栄なことだ」
そうマキネン代表は語る。
「日本のファンが、モータースポーツやラリーに大変興味を持っているということは、これまで何度も見てきた。ファンの数も大変多いんだ。チャンピオンシップにおける、エキサイティングな最終ラウンドになるだろう」
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