フェラーリは、F1第19戦アメリカGPでメルセデスやレッドブルのペースに対抗できず、表彰台獲得を逃した。しかしながら、フェラーリは苦戦した原因を掴みきれていないようだ。
アメリカGP予選では、ポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタス(メルセデス)に肉薄したフェラーリ勢。特にセバスチャン・ベッテルはわずか0.012秒差で2番手となった。
しかし、フェラーリの2台は決勝レース序盤から苦戦を強いられた。ベッテルはアンダーステアが酷いと訴え、1周目を終えた時点で6番手まで後退。右リヤサスペンションの故障で8周目にレースを終えた。
一方のシャルル・ルクレールは、タイヤからうまくグリップを引き出すことができず、上位3台に歯が立たない状態。最終的に、優勝したボッタスから52秒もの大差をつけられての4位に終わった。
夏休み明けの第13戦ベルギーGPから調子を上げたフェラーリだったが、表彰台を逃したアメリカGPで何が間違っていたのかについて、チームもドライバーも明確に理解できていないようだ。
チーム代表のマッティア・ビノットに、予選から決勝にかけてのパフォーマンス変化について理解しているかと訊くと、彼は「答えはシンプルだ。まだ理解できていない」と話した。
また、ルクレールも「特に第1スティント(のペース不足)については、説明できないんだ」と語った。
「何が間違っていたのかを分析し、理解する必要がある」
「第2、第3スティントは第1スティントほど悪くはなかった。だから、レース序盤に何が起こったのかを分析する必要があると思う」
「いくつかのコーナーで、クルマのフロント部分に多くの問題を抱えていた。第1スティントを通じて、一貫性がかなり欠けていたんだ。でも正直に言うと、何が間違っていたのか、答えを持っていない。ただ、本当にグリップ不足だったんだ」
ビノットは、ベッテルが1周目にアンダーステアに苦しんだ理由についても、明確に説明することができないと述べた。
「サスペンションがスタート直後から壊れていたのだとしても、理由は明確ではない。彼はすぐにクルマに何か問題があると感じていたので、サスペンションが壊れていたのかもしれない」
「しかしデータ的にも、最終的にどこが壊れたのかはまだ明らかではないのだ」
ベッテルは、アメリカGPの決勝で起きた問題はチームの真のパフォーマンスを反映したものではないと考えており、今季残りの2レースで問題が再発することはないと考えている。
「何かが機能していなかったのは明らかだと思う」と、ベッテルは話した。
「明らかに、僕たちはかなり遅れを取っていた。残りの2戦でそれが問題にならないことを願っている。考え方は明確だ。僕たちは勝ちたいんだ」
ルクレールも「今回のようなことが続く理由はないので、僕たちはプッシュを続けるよ」とコメントした。
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