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スポーツ 2019.11.2

ポールから無念のペースダウン。ルーキーながら最後まで速さを見せたパロウと2020年の本人の希望

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ランキング3位から、予選で圧倒的な速さをみせてポールポジションを獲得。逆転でのチャンピオン獲得が目前まで見えていたアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)だったが、決勝ではまさかの大不振に陥り、レースペースが上げられずに戦線を離脱することになった。スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿、パロウがレースを振り返る。

「少しキツかった。今シーズンのスーパーフォーミュラでの戦いには満足しているけれど、もちろん、今回のレースには満足していない。何が起きたのか理解できていない。スタートは本当に素晴らしかった。ミディアムタイヤでの最初のスティントは良かったけれど、ソフトタイヤを履いてからは何が起きたのかわからないんだ」と、まずはレース後に語るパロウ。

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 ミディアムタイヤでスタートしたパロウは順調にトップをキープして、2番手でソフトタイヤを履いてスタートした野尻智紀(TEAM MUGEN)を抑えていた。しかし、8周目にピットインしてソフトタイヤに交換してからは、急激にレースペースがダウン。同じタイミングでピットインした4番手スタートの福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だけでなく、タイトルを争っていた山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とも、一度は130Rのバトルで順位を守ったものの、その2周後の同じ130Rでは守りきれず、山本に順位を奪われ、実質、ここで力尽きた。

「あの時レースには勝てないとわかった。尚貴を後ろで抑えたかったけれど、それはできなかった。それができることを願っていたけれど……。いくつか問題があって、何があったのかこれから調べる必要がある」とパロウ。

 レース後、戻って来たマシンのタイヤをチェックして見つめていたのは、パロウ担当の加藤祐樹エンジニアだ。

「正直、今は原因がわからないです。前後のグリップがなくなってきて、特にリヤが厳しくなってしまいました。レースでのタイヤのデグラデーションが厳しい傾向はもてぎの時からありましたが、今回はタイミングが早すぎます。ミディアムタイヤで走っていたときは問題ないと思っていたのですが……。今シーズン抱えていた問題の延長で、それが激しく出てしまったのか、それとも別の問題があるのか、今はわからないです」と加藤エンジニア。

 パロウ車だけでなく、チームメイトの牧野任祐のマシンも同じような傾向が出てしまったとのことで、2台に共通している問題だったようだ。

 敗れたものの、パロウは改めてルーキーとしてチャンピオンを争えたことを、ポジティブに捉えている。「問題はあったけど、今シーズンを振り返ればポールポジションを3回獲得して、ルーキーだけどチャンピオンシップを戦うなんて素晴らしいし、今年はこんなに戦えるなんて予想もしていなかった。本当にハッピーだし、来年もトライしたいよ」とパロウ。チャンピオンを獲得したニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)にも賛辞を贈る。

「彼らは予選では僕たちよりは良いクルマには乗っていなかったし、今年の初めも良くなかったよね。でも、決勝の彼らのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。率直に言えば彼らが良い仕事をして、最後には速いクルマを手にしたんだ。彼らは僕たちよりもはるかに良かったし、チャンピオンにふさわしい。チームもドライバーも、すべてがそうだ。ニックがチャンピオンになったことをことを嬉しく思うし、トムスもそれに値する。彼らにおめでとうと言いたい」と、パロウ。

 今年のスーパーフォーミュラで、ルーキーながら3度のポールポジションを獲得したパロウのパフォーマンスには誰もが認めるとともに、次のステップ、F1での活躍も期待されている。

「現時点では僕の将来についてはまだわからない。日本に留まりたいけど、いずれにしてもチャンピオンに向けて進んでいく。今年は本当にいい年だったけれど序盤はかなりポイントを失ったし、チャンピオンシップを勝ち獲るためには同じことを繰り返すことはできない。来年は今年よりももっと良くなっているだろう」

「F1に行くには僕は歳をとりすぎている(現在22歳)。F1は子供の夢で、今ではもう夢じゃない。今の僕の目標はスーパーフォーミュラでタイトルを獲ることだ。これからどうなるか見てみようじゃないか。(GT500については?)そうだね、GT500のシートを獲得することが来年の目標だね」

 2020年も日本を活躍の場にしたい意向を持つパロウ。日本でその速さを来年も見ることができるのは嬉しい限りだが、その先も是非、見て見たい。そう期待させる速さを、今年のパロウはスーパーフォーミュラで証明してみせた。




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