MotoGP第13戦サンマリノGPは、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが今季7勝目を収めた。
タイトル争いのライバルであるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が6位、アレックス・リンス(スズキ)も転倒リタイアを喫していた事から、マルケスは無理に優勝を狙わずとも、ポイント差を安全に拡大できる状況だった。
■マルケスの動きが予選を“台無しに”……ロッシ、ライバルが「意図した」と批判
しかし、マルケスはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)に対しラストラップでバトルを仕掛け、勝利をもぎ取った。
マルケスは、2日目の予選時にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)との間で発生したいざこざによって、ロッシのホームであるサンマリノでの勝利に向けて、プラスアルファのモチベーションを手にしたのだという。
そのいざこざとは、予選Q2のラストアタック中に、マルケスとロッシが互いにオーバーテイクを仕掛け、結果として両者は接触スレスレになり、アタック中断となってしまった出来事を指している。
「必ずしも勝つ必要が無いのは分かっていた。リンスがリタイアしたのも見たし、ドヴィも離れていたからね」と、マルケスは語る。
「だけど正直に言って、予選のコトがさらなるモチベーション、さらなるプッシュに繋がった」
「僕の目を覚まさせたんだ。その件についての対応として、ベストなやり方はトラック上でプッシュすることだった」
「クアルタラロの後ろに留まろうとしていて、それから“やるのか? やらないのか?”と、自分に問いかけた。それでラストラップに仕掛けると決めたんだ。もし抜こうとしていなかったら、この後良く眠れなかっただろうね」
「ファビオがターン3で本当に速いことも分かっていた。だからターン3の前で彼を追い抜いた後、ターン3で(イン側を)閉めようとしたんだ」
「本当はもっと“賢く”やろうとしていたんだけど、最終的にはここイタリアで勝てて本当に良かった。それだけでなく、チャンピオンシップ争いで93ポイントのリードを持てたのはもっと素晴らしいよ」
7勝目を挙げ、ポイントを積み増したマルケス。彼はチャンピオンシップ争いに余裕が持てたことで、前戦イギリスGPでリンスに敗北を喫した時とは違った戦略を採れるようになるだろうと話した。
「シルバーストンでは、僕の戦略はまた違うものだった」
「今回、ポイント差を拡大できたことで戦略を変えられる。後ろについて行くこともできるし、仕掛けることもできる。それが僕のしたことだよ」
「ラストラップでオーバーテイクを仕掛けたのは、それが僕の知る限りベストな方法だったからだ」
マルケスは残り6戦の段階で93ポイントのリードを築いているが、残り4戦となる第15戦タイGP終了時で100ポイント以上の差がついた場合、ホンダのホームグランプリである日本GPを前に、自身6度目のMotoGPクラスのタイトル獲得が確定することになる。
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