ツインリンクもてぎで行われたピレリ スーパー耐久シリーズ2019第5戦「もてぎスーパー耐久 5Hours Race」の決勝レースは、波乱に次ぐ波乱のレース展開となり、ST-Xクラスは#83 X WORKS R8が優勝を飾った。
当初は雨が降るのではないかという予報もあったが、決勝日は朝から快晴となり、12時すぎに5時間の耐久レースがスタートした。
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ST-Xクラスはポールポジションの#777 D’station Vantage GT3がトップで1コーナーを通過。その後ろの3番手につけていた#244 MaxRacing RC-F GT3は接触があったのかスピンを喫し、大きく順位を落とした。
トップの777号車は藤井誠暢がスタートドライバーを担当。序盤から順調に後続とのギャップを広げ、開始30分のところで2番手の#83 X WORKS R8に10秒以上の差をつけた。
今回は予想以上に気温が上がったことも影響してか、開始1時間を過ぎるとトラブルを抱える車両が続出した。ST-2クラスでチャンピオン獲得に王手をかけていた#59 DAMD MOTUL ED WRXがトラブルでピットイン。同じクラスの#7 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボXもコース脇でマシンをストップしてしまった。
トップを快走していた777号車は、1時間17分を迎えたところでピットイン。近藤翼にバトンタッチした。ここまで完璧なレース運びをみせていたが、ピットアウトから15分経ったところでマシントラブルを抱えて再びピットイン。ガレージにマシンを戻してしまった。すぐに修復作業を行い約10分でコースに復帰したが、4周遅れのクラス4番手まで後退。その後もトラブルでコース上にマシンを止めるシーンが何度か見られた。
開始から1時間45分を過ぎたころにはコースオフ車両が発生しフルコースイエローが導入。さらに#116 アルカディア号PRINCE★WS★S2000が130Rでストップ。コース上にオイルが漏れていたこともありセーフティカーに切り替えられた。
約20分のSC先導を経て、58周目にレースが再開。その直後にST-TCRクラスでランキング首位である#45 BRIN・NAUB RS3 LMSと、ST-Xクラスの83号車が接触。45号車は右フロントサスペンションにダメージを負ってしまいストップしてしまった。一方の83号車は接触行為によりドライブスルーペナルティが科せられた。
これでST-Xクラスのトップに立ったのは。スタート直後のスピンから挽回してきた244号車。2番手以下に対して30秒近いリードを築いた。
初優勝に向けて安泰かと思われた244号車だったが、レース開始から2時間30分を過ぎたあたりからペースが落ち始めると、76周目のV字コーナーでスピンを喫してしまった。このスティントを担当していた佐藤公哉が再スタートを試みたものの、ミッション系のトラブルにより戦線離脱を余儀なくされた。ちょうどコース上でストップしてしまったため、2度目のフルコースイエローが導入された。
さらに開始から3時間30分を過ぎたところで777号車が4コーナーの出口でストップ。マシン回収のために3度目のFCYが導入されるなど、トラブルやアクシデントが絶えない決勝レースとなった。
そんな中、レース後半になってトップに浮上したのは#9 MP Racing GT-R。ここで優勝すれば逆転チャンピオンの望みを繋げられることもあり、着実に周回を重ねた。
当初は後続に対して大きなリードを築いていたが、レース終盤になって燃費等の関係でペースが伸び悩み始めた。チェッカーまで残り20分を切ると2番手の83号車が急接近。その差は1秒を切った。
9号車を最終スティントを担当した柴田優作は他クラスとの混走を使いうまく逃げたが、135周目の最終コーナーでST-5クラスの車両と接触しペースが落ちてしまった。その隙を見逃さなかった83号車のショーン・トンは翌周の3コーナーでオーバーテイクに成功。一方の9号車は接触時にタイヤを破損した模様で、白煙を上げながらスローダウンを余儀なくされた。
トップに立った83号車はそのまま逃げ切り、139周でチェッカーフラッグを受け、チーム初優勝を飾った。
これにより、ST-Xクラスは最終戦を待たずにチャンピオンが決定。今回は欠場した#1 GTNET GT3 GT-Rの浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗が2年連続王座に輝いた。
ST-Zクラスは#2 ケーズフロンティアSYNTIUM KTMが初優勝、ST-TCRクラスは残り45分で逆転を果たした#97 Modulo CIVIC TCRが2連勝を飾った。
ST-1クラスは総合3位に入る活躍を見せた#47 D’station Porsche、ST-2クラスは序盤から堅実な走りを披露した#6 新菱オート☆DXCELエボXが優勝を飾った。
ST-3クラスは今季いっぱいでレース活動を終了する#62 LeBeausset RC350が優勝。チームの地元栃木県での1戦で見事な勝利を果たした。ST-4クラスは#310 GR Garage 水戸インター GR86がチーム初優勝。ST-5クラスは#4 THE BRIDE FITがクラストップチェッカーを受けた。
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