MotoGP第13戦サンマリノGPフリー走行3回目が行われ、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)がトップタイムをマークした。
初日に引き続いてミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは晴天に恵まれ、気温26℃、路面温度28℃のコンディションでセッション開始を迎えた。
■新パーツ導入が好影響か。ロッシ「ミサノとマシンが合っている」
予選Q2に直接進出するためにはFP3までの総合タイムでトップ10以内に入る必要がある。初日は路面の汚れでスリッピーだったとコメントするライダーも見られたため、改善が進んだであろうFP3ではタイムの更新が見込まれた。なお、FP2までの総合トップタイムはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の記録した1分32秒775だ。
また初日から2日目にかけては、ターン16のゼブラゾーンを拡大する措置が取られた。同コーナーではトラックリミットを逸脱するライダーも多く見られていたため、緩和効果がありそうだ。
セッション序盤はトップ10に新たに食い込むようなタイムを刻むライダーは出ず、パーツやセッティングの確認に精を出した。
このサンマリノGPで新パーツ(フロントブレーキディスクカバー、カーボン製スイングアーム、エキゾースト)を使用し始めたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)だったが、フロントブレーキディスクカバーを外したマシンで出走。フィーリングの違いを確かめていると思われる。
走行開始から20分ほどが経過しても、ビニャーレスの記録したタイムは上回られることはなく、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が1分33秒051で自己ベストを若干更新する程度にとどまった。
残り時間が20分を切ると、徐々にペースが上がりだし、ラップタイムが更新されだした。
ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピッロが1分33秒433を記録し4番手に浮上。ヤマハ勢に割って入った。
また残り12分頃にはKTMのポル・エスパルガロが1分33秒069と自己ベストを更新。ピッロを上回って4番手につけた。更に、FP2までは鳴りを潜めていた中上貴晶(LCRホンダ)も1分33秒565までタイムを改善し、7番手に入った。
その裏ではホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)がホームストレートでフロントを大きく切れ込ませるシーンが見られた。ロレンソはマシンを減速させると、フロントを覗き込む仕草を見せており、ゆっくりと走行してピットへと戻っていった。
残り時間は10分を切り、ピットインしていたライダーもタイヤを履き替えるとコースへ向かって行った。
残り7分、一時は11番手までポジションを下げていたロッシが1分33秒299をマークして6番手に。なんとかQ2進出圏内に戻すと、ロッシはそのままアタックを続けて5番手タイムを記録した。
アタック合戦は更に激しさを増し、残り4分頃にはビニャーレスが1分32秒437を記録する走りでトップタイムを更新。しかしクアルタラロが1分32秒346とそれを上回るタイムを叩き出し、トップは入れ替わった。
残り2分、ポル・エスパルガロが1分32秒646をマーク。マルケスを蹴落として3番手に浮上した。
トップタイムを記録しているクアルタラロだが、その手を緩める気配はなく、アタックを続行。1分32秒081と自己ベストを更に更新しトップの位置を固めた。
中上もアタックを行うと1分33秒098をマークし、一気に5番手まで浮上。
チェッカー後のラストアタックではフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)が5番手、アレックス・リンス(スズキ)が8番手に割って入った。
最終的にトップタイムとなったのはクアルタラロ。サテライトチームながら、ヤマハファクトリーのビニャーレスを2番手に従える貫禄のタイムを刻んだ。
3番手はポル・エスパルガロ。サンマリノGP初日から好調さを見せていたが、見事な走りでQ2ダイレクト進出を勝ち取り、ピットへ戻るとチームから祝福を受けていた。
一方で鳴りを潜めていたのはマルケスだ。終盤のアタックでも1分32秒686で4番手につけるにとどまった。
中上は終盤のアタックをまとめ上げ、初日総合14番手からジャンプアップの6番手タイム。チームメイトのカル・クラッチローが13番手に沈む中、Q2進出を決めた。
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