今シーズン、明らかに好調さを見せ、復活に向け歩みを進めているマクラーレン。ただ、チームはフロント側のエアロダイナミクスには不足があると認識しているようだ。
今年新たに就任したチーム代表のアンドレアス・ザイドルのもと、どの部分を改善する必要があるのかの詳細な分析が為され、マクラーレンの役員会は新たな風洞施設を建設することを承認した。
■ 4位入賞のフェルスタッペン「マシンからできる限りを引き出した」
新たに建設される風洞は撤去される旧設備と同じ場所に位置することが予定されており、同設備が稼働し始めた後は、マクラーレンはケルンにあるトヨタの物の使用を止めるだろう。
「我々はトップのマシンから“1.5秒”を欠いているか、トラックによってはそれ以上ですらある。その1.5秒は単に空力荷重だ」
ザイドルはそう語る。
「それが、我々が日夜取り組んでいることだ。風洞で開発したダウンフォースを使うために、マシンを適切なウインドウに入れるセットアップを試すのもまたそうだ。私はそれが、我々の取り組む主な領域だと思っている」
「現時点で、私がザク(ブラウン)と株主から受けている最も大きな仕事のひとつは、劣勢の鍵そしてインフラの弱点を指摘することだ」
「我々が抱えている大きな欠損のひとつは、ウォーキングで我々の風洞を稼働させていないということだ。かれこれ10年間、我々は遠く離れたケルンのトヨタのもので開発を行ってきた。なので、ウォーキングに新たな風洞を設置するという決定にはとても満足している」
なお、ザイドルは新たな風洞の建設には2年ほどかかるだろうという見通しを明かしている。2021年以降のF1レギュレーションでは、そうした施設の使用にきつい制限がかけられるが、彼は風洞はマクラーレンのF1以外のビジネスでも使われることになるだろうと語っている。
「自身のホームにコントロール下の風洞を持つことは重要だ。なぜならもうすぐ規制がやってくるからで、制限が多いほど最も適切で効果的な方法で使うことがより重要になるためだ」
「これは明らかにチーム内部の全員にとって素晴らしいメッセージだ。ザクや株主が、我々チームがトップグループに戻るという事を、どの程度真剣に考えているかが示されているからだ」
「だからこれはチームのみなにとって素晴らしいニュースで、士気を大いに高めるだろう。そしてそれは、今のチーム内全体がポジティブな方向を向いていることとピタリと合致する」
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