フォルクスワーゲンは、電動レーシングカー「ID.R」をドイツ・ニュルブルクリンク北コースで世界初披露するとともに、同サーキットで最初のテストを実施した。フォルクスワーゲンとして電動レーシングカーをニュルブルクリンクでテストするのは、今回が初。同社は電動レーシングカーの最速ラップタイム獲得を目標に掲げている。
ID.Rは、100%電気を動力源とするピュアEVのレーシングカー。最高出力は680psを誇る。フォルクスワーゲンは、市販車においてもEVを成長戦略の柱のひとつに位置付けており、EVパワートレインによるモータースポーツ活動に注力している。2018年には、米コロラド州で行われたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで「ID.Rパイクスピーク」がコースレコードを樹立した。
フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツは、今回のテスト走行後に次のように述べている。
「ニュルブルクリンクでのテストは、予想した通り、我々に様々な課題を突きつけてきた。事前のシミュレーションでに基づき、今回のテストではシャシーの検証を重点的に行った。エネルギーマネジメントについては、すでに良好な結果が得られている。シャシーテストは、パートナーであるブリヂストンと共に異なるタイヤを試しながら、計画通り進めることができた」
またID.Rを走らせたドライバーのロマン・デュマ氏はこう語った。
「コーナリングスピードは、走り慣れているGTレースカーよりもはるかに速いけど、フィーリングはよかった。このコースはバンプが非常に多いので、フィーリングはとても重要だ。おかげでショックアブソーバーと車高のセッティングに専念することができた」
最初のテストを無事に終えたフォルクスワーゲン・レーシング。なお彼らによれば、タイムアタックは2019年夏に実施予定という。
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