3月15日に決勝レースがスタートするFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦セブリング1000マイルレースに先立ち、LMP1クラスのマシンの技術均衡値(EoT)の改訂が発表された。
今回、主に変更されたのは1周あたりに使用できるエネルギー量。トヨタTS050ハイブリッドに関しては変更はないが、プライベーターのマシンは1周あたりに使用できるエネルギー量、つまり1周あたりに使える燃料が減ることになった。
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自然吸気エンジンを使うプライベーターは2%強、ターボエンジンを使うチームは3%強、この数値が下方調整されている。
なお、バイコレスはこれまでニッサン/ニスモ製3.0リッターV6ツインターボエンジンエンジン”VRX30A evo”を搭載していたが、セブリングは欠場し残りの2戦をギブソン製4.5リットル自然吸気V8エンジン”GL458”にスイッチして戦う見込みだ。
そのためLMP1クラスでターボエンジンを使用しているプライベーターは、AER製V6ツインターボエンジンを採用しているSMPレーシングのみとなっている。
ハイブリッドシステムを搭載するトヨタと、搭載していないプライベーター勢の競争力を近づけるために導入されているEoTだが、今回の変更でプライベーターたちが1周で使えるエネルギー量が減ったからといって、トヨタが有利になったとは言い切れないだろう。なぜなら、最大燃料流量と1スティントあたりに使用できる燃料量が変更されていないからだ。
今回のEoTの変更は、前戦上海とセブリングのコース特性の違いを考慮したものだ。これまでは、プライベーターたちがリフト&コーストし燃料をセーブしないで済むように、燃料使用量が引き上げられていた。
EoTはもともと、これまで開発に資金を投じてきたトヨタが、プライベーターたちに対して0.25%のアドバンテージを持つことを確約するものだった。しかしトヨタは昨年10月に、今年6月の最終戦ル・マン24時間レースを唯一の例外として、このアドバンテージを取り除く性能調整を受け入れることに同意している。
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