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2019年のF1はオーバーテイクの期待大? ペレス、空力ルール変更の効果を”実感”

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2019年のF1はオーバーテイクの期待大? ペレス、空力ルール変更の効果を”実感”

 レーシングポイントF1チームのセルジオ・ペレスは、より多くのオーバーテイクを可能にするために導入された新しい空力レギュレーションの効果を、オフシーズンテストを通じて実感。今年のレースが楽しいものになると語った。

 F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンのエンジニアリング・チームと、FIAが共同で取り組んだ2019年の空力レギュレーション改訂。その主な目的は、他車から受ける乱気流の影響を少なくし、接近戦をしやすくするということだった。

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 バルセロナで計8日間行われたオフシーズン合同テストで、他車の後ろを走ったドライバーは、レギュレーション変更に対してポジティブな反応をしているようだ。

 2月27日(水)の走行後、他のマシンの後ろを走ったかと訊かれたペレスは「(メルセデスのバルテリ)ボッタスの後ろで少し走った」と答えた。

「確かに(乱気流で)失われるダウンフォースは少なくなったと感じた」

「今のところ、ルールに関してF1は素晴らしい仕事をしたと思う」

「周りのマシンと同じようなペースでレースができるかを含め、(開幕戦)メルボルンで実際どうなるか見てみよう。僕はもっと良いショーができるようになることを願っている」

 今季はフロントウイングやブレーキダクトが簡便化されるなどの変更がなされた他、リヤウイングにも変更が加えられている。ウイング自体が大型化し、DRSを開いた際のギャップも65mmから85mmに拡大されているため、DRSの効果がより大きくなっている。

「前のマシンについて行きやすくなって、DRSの効果が大きくなれば、オーバーテイクするのに必要なペースの差は少なくなるはずだと思う」とペレスは付け加えた。

「だからファンにとってもドライバーにとっても、レースはより楽しいものになることを期待している」

 ボッタスも、他のマシンについていくことがより簡単になっているのではないか、という意見に同意した。

「(テストで)ちゃんと他のマシンの後ろについて走ったのは、1ラップだけだったと思う。それも複数台の後ろではなく、1台だけだった」とボッタスは振り返った。

「ついていくのが少し簡単になって、良くなっているように感じた」

「たとえフロントウイングがよりシンプルになったとしても、前にマシンがたくさんいて、それらから生み出される乱気流の中を走っていれば、ダウンフォースを失うのは当たり前だ」

「僕はそれが少し良くなっていて、安定性が増していると思う。マシンの挙動が予測しやすいと感じたんだ。僕はそれが素晴らしいと思っている。マシンの空気抵抗が増し、ストレートでトウ(スリップストリーム)に入る効果が大きくなっている」

「正しい方向に進んでいる。自分の方がペースが良ければ、オーバーテイクが簡単になるだろう」

 ルノーのダニエル・リカルドも、一時的にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の後ろを追走した際、昨年との違いをわずかに体験したとコメントした。ただあくまでテストであり、走行プログラムに大きな違いがある可能性から、その効果に確信は持てていないようだった。

 果たしてレギュレーション変更の主眼であるオーバーテイクの増加は達成できるのか。まずは開幕戦オーストラリアGPの、”抜きにくい”アルバート・パークがその試金石となるだろう。

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