現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > WRCスウェーデン:競技3日目、トヨタのタナクが54.5秒リードでトップに浮上

ここから本文です

WRCスウェーデン:競技3日目、トヨタのタナクが54.5秒リードでトップに浮上

掲載 更新
WRCスウェーデン:競技3日目、トヨタのタナクが54.5秒リードでトップに浮上

 2019年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは2月16日、SS9~16が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上した。54.5秒差の総合2番手にはアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)、同タイムの総合3番手にエサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が続いている。

 シリーズ唯一のフルスノーイベントであるラリー・スウェーデン。前日、トップと2秒差につけていたタナクは競技3日目最初のステージであるSS9で1.8秒リードでトップに浮上する。

【順位結果】2019WRC第2戦スウェーデン SS16後

 続くSS10では、総合2番手だったテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)がスタートから1km付近でコースオフして雪だまりに捕まりタイムロスし、総合8番手まで後退した。

 このSS10でステージ2位を獲得したタナクは、スニネンのアクシデントもあり、34.2秒までリードを拡大。総合2番手にはミケルセン、総合3番手にはエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)が続く形となる。

 その後、タナクはSS12~13、SS15の3SSでステージ優勝して、リードを54.5秒まで広げ、2019年シーズン初優勝へ近づいた。

「競技2日目は出走順の関係で厳しい戦いを強いられたけど、今日は一切問題なく戦うことができた」とタナク。

「午後の走行ではコーナーごとにグリップレベルが違い、なにが起きるか予想がつかない状況だった。幸運なことに明日に向けて少し状況をコントロールできているけど、それでも簡単な戦いにはならないだろうね」

 タナクがリードを広げた一方、表彰台争いは4名による接近戦となっている。総合2番手はSS10でポジションを上げたミケルセンと、総合5番手から着実にポジションを上げてきたラッピが同タイムでつける。

 そのふたりから2.3秒離れた総合4番手には、シリーズチャンピオンを狙うティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がつけている。ヌービルはこの日行われた8SSで大きなミスは一度のスピンだけという安定した走りを見せた。

 以下、総合5番手はエバンス、総合6番手はクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)、総合7番手はセバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)が続いている。

 SS10で大きくタイムロスがあったスニネンはSS15にある緩やかな右コーナーを走行中、反時計回りにスピン。右リヤからコース脇の立ち木にヒットしてしまう。このクラッシュはロールケージにダメージを与えるほどの衝撃で、スニネンはリタイアを余儀なくされた。

 前日、雪だまりに捕まりデイリタイアを余儀なくされたヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)とセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)は、ラトバラがSS9、オジエがSS10~11、SS14でトップタイムを記録。ラトバラが総合25番手、オジエが総合33番手となった。

 そのほかWRC2を戦う勝田貴元(フォード・フィエスタR5)は総合20番手、プライベーターとして4台目のヤリスWRCを走らせるマーカス・グロンホルムは総合43番手となっている。

 競技最終日となる16日はSS17~19の3SSで争われる。最終ステージのSS19はステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージとして現地12時18分、日本時間20時18分にスタートする。


こんな記事も読まれています

日産「快速ハッチバック」なぜ人気?「パワフル&高級感アリ」で上位モデルからの乗り換え多発!? 「ノート」の魅力とは
日産「快速ハッチバック」なぜ人気?「パワフル&高級感アリ」で上位モデルからの乗り換え多発!? 「ノート」の魅力とは
くるまのニュース
直6ツインターボで449馬力 高級オープンモデル、メルセデスAMG「CLE 53カブリオレ」初公開
直6ツインターボで449馬力 高級オープンモデル、メルセデスAMG「CLE 53カブリオレ」初公開
AUTOCAR JAPAN
ダイハツ「ハイゼット」の面影ゼロ! フォード「エコノライン」顔した「ファニーライダー」のキット構成とは
ダイハツ「ハイゼット」の面影ゼロ! フォード「エコノライン」顔した「ファニーライダー」のキット構成とは
Auto Messe Web
マツダ、2024年3月期の業績予想を上方修正 円安で大幅増益
マツダ、2024年3月期の業績予想を上方修正 円安で大幅増益
日刊自動車新聞
トヨタ、“若者離れ”に窮余の一策、全職種で65歳以上も再雇用[新聞ウォッチ]
トヨタ、“若者離れ”に窮余の一策、全職種で65歳以上も再雇用[新聞ウォッチ]
レスポンス
クルマ同様「慣らし運転」って必要?憧れのバイクを購入した際の注意ポイントとは
クルマ同様「慣らし運転」って必要?憧れのバイクを購入した際の注意ポイントとは
バイクのニュース
「洗車したいのに…」 なぜ洗車機NG? ミニバンはとくに注意!? 車名が名指しの場合も! “洗えないクルマ”の条件とは
「洗車したいのに…」 なぜ洗車機NG? ミニバンはとくに注意!? 車名が名指しの場合も! “洗えないクルマ”の条件とは
くるまのニュース
ランドローバー・ディフェンダーの新たなフラッグシップモデル「オクタ」が本年7月3日にワールドプレミア
ランドローバー・ディフェンダーの新たなフラッグシップモデル「オクタ」が本年7月3日にワールドプレミア
カー・アンド・ドライバー
万全の準備で母国レースに! フェラーリ、今季初の大型アップデート版マシンをフィオラノでシェイクダウンへ
万全の準備で母国レースに! フェラーリ、今季初の大型アップデート版マシンをフィオラノでシェイクダウンへ
motorsport.com 日本版
ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
くるまのニュース
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!?  BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!? BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
バイクのニュース
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
レスポンス
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
カー・アンド・ドライバー
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
日刊自動車新聞
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
AutoBild Japan
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
くるまのニュース
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
レスポンス
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村