ブランパンGTシリーズは2月12日、パニス・バルテズ・コンペティションとテック1・レーシングのジョイントチームが、レクサスRC F GT3を用いてシリーズにフル参戦すると発表した。
ブランパンGTシリーズにおけるレクサスRC F GT3の参戦は、2017年シーズンのスポット参戦と2018年の全ラウンドにおいて、そのすべてをエミール・フレイ・レーシングが担当。RC F GT3の開発担当チームであるエミール・フレイは本格参戦となった2018年にいきなり1勝を挙げ、チームランキングではシリーズ3位につけるなど今後の活躍が期待された。
レクサスでGT3参戦のエミール・フレイ・レーシング、2019年はランボルギーニにスイッチ
しかし、そのエミール・フレイ・レーシングは2019年シーズン、レクサス陣営を離れランボルギーニのカスタマーチームとなることが決定する。これによってシリーズからレクサスRC F GT3が姿を消すことになるとみられていた。
そんななかでパニス・バルテズ・コンペティションとレック1・レーシングというふたつのフランスチームのジョイントチームが、日本のGT3カーを使ってシリーズにフル参戦することが発表された。
フォーミュラ・ルノー・ユーロカップなどのジュニアフォーミュラーで活躍するテック1・レーシングとともにレクサスのGT3カーでブランパンGTシリーズに臨むパニス・バルテズ・コンペティションは、元F1ドライバーで1996年のモナコGPウイナーであるオリビエ・パニスと、サッカー元フランス代表のゴールキーパー、ファビアン・バルテスが率いるチームだ。
ふたつのフランスチームは今回の提携以前からパートナーシップを結んでおり、近年はELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ル・マン24時間などのスポーツカーレースに参戦していた。
そんなパニス・バルテズ・コンペティション/テック1・レーシングの参戦体制は現時点で詳細が明らかにされず。同チームの参戦台数や参戦クラス、ドライバーラインアップなどは3月13~14日、ポール・リカールで開催されるブランパンGTシリーズの公式テスト直前に明らかにされるという。
チームマネジャーを務めるサイモン・アバディは「テック1・レーシングとパニス・バルテズ・コンペティションの合同チームが“ブランパン・レーシングファミリー”に加われたことをうれしく思うよ」とブランパンGT公式サイトに語った。
「我々はこの挑戦がどれだけ大きなものなのかをよく理解している」
「私たちは世界でももっとも競争の激しいカテゴリーのひとつに挑もうとしている。新しいクルマ、初めて使うタイヤメーカー、そして新たなライバルたち、これらに対応するためチーム一丸となって取り組んでいく必要があるんだ」
「しかし、私は我々のチームがどれだけ強力な戦闘力を持ち合わせているかを知っている。チームのカラーとレクサスブランドをともに輝かせるために、私たちの力でできることは何でもするつもりだ!」
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