ルノーF1のマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、今年チームのドライバーとしてダニエル・リカルドを雇うコストは、その才能に適した金額であると主張した。
リカルドは昨年まで在籍していたレッドブルを離れ、今季からルノーに加入することになった。トップチームの一角であるレッドブルを見限り、まだ発展途上にあるルノーに加入するという決断は、周囲を驚かせた。
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リカルドに移籍を決断させるために、ルノーはそのギャランティをレッドブル在籍時よりも引き上げたのではないかとも言われる。その結果、リカルド獲得のために費やした支出は、本来ならばスタッフやインフラを強化するために使われていたはずの予算を圧迫したのではないかという疑問もある。
しかしアビテブールは、リカルドのようなトップドライバーがチームにいるということは、そのドライバーがコース上で残す成績以上に重要なことだと主張する。
「ルノーからは、かなりの額の財政的な約束がある」
アビテブールはそうmotorsport.comに語った。
「ルノーにそれを支出するだけの余裕があるかどうかという問題ではない。それについて言えば、我々の売上額は、レッドブルの40倍だ。それについて疑問はない」
「疑問符が付いていたのは、その価値についてだ。我々が今手にしているマシン、そしてその他に費やさなければならないことと比較して、現時点でダニエルのようなレベルのドライバーに投資する意味があるのだろうか? ということだ。しかし我々は、その価値があると信じている」
「それについては議論もあった。マシンに投資した方がいいのか、それともドライバーに投資するべきなのか……ということについてね」
「我々は両方に合理的に投資することができるポイントに達したと思う」
アビテブール曰く、リカルドは移籍を決断するために、ルノーに対して契約金額の引き上げを要求しなかったという。そしてその支出増は、チームの他の分野に影響を与えることはないだろうと語った。
「ダニエルとの契約は非常に良識あるものであり、F1で他の場所で行われているようなモノに近い内容ではないと私は言いたい」
そうアビテブールは語った。
「その条件は、彼のスキルや才能、そして彼がチームにもたらすことができることに見合ったモノだ。しかし、法外な金額では決してない」
「全ては賢明な方向で行われてきたと思う。チームがエンジンやマシンを開発することについて有害となるようなものでは決してない」
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