ワークス参戦3年目のシーズンとなった2018年、ルノーはコンストラクターズランキング4位を獲得した。ランキング5位だったハースとの差は29ポイントであった。
29ポイントといえば、大きな差のようにも見える。しかし、ハース勢にはトラブルも相次ぎ、さらにイタリアGPではマシンのフロアがレギュレーションに違反しているとして、失格処分を受けたということもあった。これらの取りこぼしがなければ、ハースはルノーにかなり接近していた可能性もある。
■ハース躍進の重要なピース。グロージャン、小松礼雄の”スカウト”を誇る
このイタリアGPでハースに対する抗議を申し立てたのは、他でもないルノーであった。ハースのドライバーであるロマン・グロージャンは、ルノーが抗議したという一件は、ハースに対する”恐れ”だと考えている。
「スポーツマンシップということを考えれば、その抗議は素晴らしい行動だったとは思わない」
グロージャンはルノーの抗議についてそう語った。
「しかしおそらく、彼らは僕らを恐れていたんだろう。それはいいことだね。将来的には、彼らはさらに(ハースを)恐れるべきだろう」
ハースにとって2018年シーズンは、F1デビュー3年目。最初の2年はそれぞれランク8位で終えたが、前述の通りランク5位へと躍進した。しかしまだまだ改善すべき部分があると、グロージャンは認める。
ルノーを倒すために何が必要かと尋ねられたグロージャンは、次のように語った。
「改善すべきことはいくつかあると思う。そのひとつは、僕らはパーツを作っていないということだ」
ハースのマシンは、フェラーリの協力を受け、ダラーラで製造される。
「新たなパーツは、外部に製造を依頼する必要がある。そのために非常に長い時間がかかってしまうことがある」
「それは、いくつかある問題のうちのひとつだけど、問題であるのは間違いない。ルノーがそのパーツを作るのに3日かかるのであれば、僕らの場合は3週間かかってしまうんだ」
「フロアに関していえば、モンツァまでに変更を完了する時間がなかった。ただそれだけだったんだ。パフォーマンスに関するメリットは全くなかった」
グロージャン曰く、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、改善すべき分野を認識しているという。
「ギュンターはよく分かっている。ご存知の通り、彼は色々なことを知っている。それは素晴らしいことだ」
「僕らは頻繁に話し合っている。しかし彼は改善すべきことを理解しているし、僕らはそれに取り組んでいる」
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