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マクラーレンF1のノリス「チームは2019年型マシンの開発プロセスを大きく見直した」と明かす

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マクラーレンF1のノリス「チームは2019年型マシンの開発プロセスを大きく見直した」と明かす

 マクラーレンからF1にデビューするランド・ノリスは、チームが2019年型マシンの開発への取り組み方を見直したと明かした。

 ノリスは2017年の2月からマクラーレンの若手ドライバー育成プログラムに加入し、そこで2年を過ごして、最終的に2019年シーズンのシートを獲得した。

マクラーレンのノリス「すべての予選と決勝でサインツに勝ちたい」とF1デビューイヤーに意気込み

 マクラーレンは2018年にパワーユニットをホンダからルノーに変更したものの、期待したような勢いをつけられないままシーズンを終えた。また彼らの2018年型マシン『MCL33』のシャシーは、空力に根本的な弱点を抱えていた。

 低レベルのパフォーマンスが続いたマクラーレンは、事態を打開するために経営陣の変更と設計部門の構造改革に踏み切ったが、チームの状況が具体的にいつ好転し始めるのかを予測することは困難だ。

「それを予測するのは難しい。誰にも分からないと思う」とノリスは認めた。

「チームでは改善が必要な領域において、相当数のアイデアを出して作業を進め、改善を試みている。細かい部分では、様々なデータを見ても数値が良くなってきているんだ」

「物事は常に変化する可能性がある。例えば、エアロマッピング上で風洞がうまく機能していても、コースに出てみると予想とは少し違う結果が出ることがある」

「もちろん、チームのスタッフは改善作業を正しい方向に進めていると自信を持っている」

 ノリスによれば、作業への集中度を高めるとともに、2018年に得た様々な教訓を活かすため、マクラーレンは2019年の開発プロセスを変更したのだという。

「チームにも、2019年に向けた開発作業への取り組み方にも、かなり大きな変化があった」

「スタッフは100%確実に改善される作業を行うことに注力している。2018年のように、結果としてあまり良くなかったというようなことにならないためにね」

 突然困難な状況に放り込まれるかたちとなったノリスにとって、F1のデビューシーズンはかなりの大仕事を抱えてしまったとも言えるだろう。

 しかしノリスには、F1という大舞台への出て行くことに困惑する気持ちはない。それどころか、非常に経験豊富なチームメイトのカルロス・サインツJr.を相手に、大胆かつ明らかに非現実的にも見える目標を掲げたようだ。

「僕の理想的な目標は、すべての決勝レースと予選でカルロスを破ることだ」

「今のところは目標として非現実的かもしれないけれど、自分にできる最高の仕事をするつもりだし、最大限の準備を終わらせて臨むつもりだ」

「僕は彼に勝ちたい。それが僕の志であり目標だ」

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