BMWは、クラス1規定のマシンをスーパーGTに送り込む準備ができていると、モータースポーツ部門のトップであるとイェンス・マルカルトは語る。
スーパーGTとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)は、”クラス1”と呼ばれる共通レギュレーションを導入することを目指している。その一環として、DTMはこれまで使われてきた自然吸気V8エンジンを捨て、2019年から直列4気筒ターボエンジンを導入する予定だ。
■DTM&スーパーGTのジョイントイベント、来年10月にドイツ、最終戦もてぎ後に日本で開催へ
これにより、日本のメーカーがDTMに参戦する可能性が生まれるだけでなく、DTMのアウディやBMWがスーパーGTでレースをする可能性をも切り開くことになる。
スーパーGTに参戦する可能性についた尋ねられたマルカルトは、motorsport.comに対して次のように語った。
「確かにそういう選択肢もある。しかしそれは、ヨーロッパで走るクルマの台数を減らすということを意味するだろう」
「ヨーロッパで6~8台のマシンを走らせる必要があるならば、日本のレースにマシンを投入する可能性が限られてくる。将来的に、プライベーターとメーカーのマシンを4台に減らすことができれば、日本に行くこともできるだろう」
「また、スーパーGTが日本だけでなく、アジア全体にもっと拡大していくのなら、参入するのはより簡単になっていくだろう。ある国だけで行われるチャンピオンシップは、地域全体で行うチャンピオンシップよりも魅力的ではないからだ」
「これは、IRTがDTMをドイツだけでの選手権ではなく、ヨーロッパ全体の選手権にしようと一生懸命努力した理由でもある。開催場所が50対50になるのは、その方向に行く最初のステップのひとつだ」
BMWのDTMにおけるライバルであるアウディも、スーパーGTのGT500クラスに参戦する可能性を認めている。今年初め、アウディのディーター・ガスは、次のようにmotorsport.comに語っている。
「それは明らかに可能だ」
そうガスは語った。
「現時点ではまだ計画していない。でも最初から諦めてはいけない」
「私は2年前にSUGOに行った。そこには、GT300クラスでアウディのマシンを走らせるHitotsuyamaチームがいる。彼らは私に会いに来たんだ。マシンを走らせることについては、彼らは間違いなく興味を持っているだろう」
「現在は一歩ずつ物事を進めている。我々は物事を立ち上げ、実行してから、その可能性があるかどうか、そしてそれを広げていけるかどうかを見ることになる」
マルカルトは、クラス1規定への移行により、ホンダやレクサス、そして日産がDTMに参戦することを期待している。
「それはクラス1規定の背後に常にある考え方だ。もし彼らがヨーロッパの市場やプラットフォームが彼らに適していると考えるならば、双方のシリーズに参戦するすべてのメーカーのクルマが戦うチャンスがある」
2019年の10月にはドイツで、またスーパーGTのシーズン終了後には日本で、DTMとスーパーGTのジョイントイベントが行われる予定になっている。
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