レーシングポイントF1チームの代表を務めるオットマー・サフナウアーは、”旧チーム”のサハラ・フォースインディアが破産申請を行った夏にチームを離脱する選択肢があったものの、その機会を断りチームに残ったと明かした。
サハラ・フォースインディアは夏休み前に破産申請を行い、オーナー変更に伴ってレーシングポイント・フォースインディアとして生まれ変わった。ローレンス・ストロール率いる投資家コンソーシアムがオーナーとなった”新チーム”の代表およびCEOには、サフナウアーが任命された。
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しかしながら、サフナウアーにはチームの将来が不透明だった時期に、チームを離れるチャンスもあったという。
「私には、他の機会もあった。しかし支え合おうと言っておきながら、チームを離れるのは私にとって難しいことだった」
サフナウアーはそうmotorsport.comに語った。
「それは非常に偽善的なことかもしれない。だがこの問題が前に進まない限りは、どこかに行っても楽しむことはできなかっただろう」
「船から最初に降りるようなことはしたくないし、チームに残る方が良いと思ったんだ。最終的には、それが正しい決断だった」
7月末に破産申請を行ったフォースインディアは、約1週間後にはローレンス・ストロールの主導するコンソーシアムによって救済された。
しかし、前オーナーのビジェイ・マリヤらが関係する法的問題など、様々な問題が複雑に絡み合っており、それらの整理を管財人の指定した期限内に完了することができず。結局、旧チームの資産を買い取った上で、レーシングポイント・フォースインディアとして新たにエントリーし直すことになった。
ただ、サフナウアーはこの時期にチームの空中分解を阻止することが”重要だった”と考えている。
「将来が不確実で生計を立てていけるか分からない時は、最終的に何がベストか、決断を下さなければならない」
「他のチームから良いオファーがあるかも分からないのに、それが難しいのは確かだ」
「しかし人々がリーダーとして自分を信じてくれていて、彼らに真摯に接してきたのであれば、困難な状況でも自分を信じてくれるだろう」
「私は、過去よりも未来の方が良くなると思った。だから『この不確かな期間を共に過ごしてほしい。管財人の管理が終わったらもっと良くなるはずだ』と言ったんだ」
「みんながそれに賛同してくれた。誰かを失ったとは思わない。ひとりかふたりはチームを離れたが、それは管財人の管理下に入る前だった。それに彼らは戻ってきたんだ! それが結末だ」
2019年のF1エントリーリストには、フォースインディアの名前を取り除き、レーシングポイントF1チームとして載っているが、サフナウアーはさらなる名前変更を予定していると話している。
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