今シーズン、スーパーフォーミュラに参戦したトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)は、来月から始まるフォーミュラE第5シーズンへのフル参戦が決定しているものの、機会があれば日本トップフォーミュラのカテゴリーにまた挑戦したいと意欲をみせた。
当初、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSの7号車は、ピエトロ・フィッティパルディがレギュラードライバーを務め、インディカー参戦で彼が欠場を余儀なくされる第2戦オートポリスと第3戦スポーツランドSUGOのみディルマンが代役としてスポット参戦する予定だった。
■12月5日、6日に鈴鹿でルーキーテスト開催。海外選手も多数参加か
しかし、5月に行われたWECのスパ6時間でフィッティパルディが両足骨折の重傷を負い、その完治に時間がかかったため、第4戦以降もディルマンが参戦することになった。
第2戦オートポリスは悪天候で中止となったが、続く第3戦SUGOでは安定した走りを披露し、実質的なデビュー戦にも関わらず4位入賞を成し遂げた。
後半戦もところどころで速さをみせたが、ミスや不運も重なりポイントは獲得できず。最終戦の鈴鹿でもレースペースは悪くなかったものの、ピットストップ時に停止位置がずれてしまい自動ジャッキがうまく機能しないアクシデントに見舞われポイント圏内でのフィニッシュは叶わなかった。
シーズンを振り返ったディルマンは、全てがぶっつけ本番だった中でも、勉強になったことはたくさんあったとかたった。
「日本でレースをする機会を得られて、本当に良かったし、この環境を用意してくれたチームを始め、すべての関係者に感謝している」
「僕にとっては事前の練習もなく、何もかもぶっつけ本番というシチュエーションが続いた。周りのライバルたちは何年も日本のコースや、このマシン、タイヤのことを理解していて、スーパーフォーミュラのレースを経験しているのに対し、僕にとっては全てが初めてだった」
「正直、すごく難しい状況だった。だけど、1年を通して随分と改善できたと思う。シーズン前半はQ1で敗退するのが当たり前という状況だったが、後半になってQ2に進めるようになったし、レースでもより上位にいけるようになった」
「短時間でコースを学ぶにはどうすればいいかという勉強にもなった。シーズン後半になってクルマのパフォーマンスも自信を持てるようになった」
ディルマンは、来月開幕するフォーミュラE第5シーズンにNIOからのレギュラー参戦がすでに決定しており、スケジュール等を考えると来季のスーパーフォーミュラ参戦の可能性は難しい状況となっている。
それでもディルマンは、日本のトップフォーミュラに挑戦していきたいと語った。
「今年はずっと勉強の年という感じで難しかったけど、この1年を通してコースもそうだし、マシンやタイヤのことも理解できた。またスーパーフォーミュラに参戦できれば、もっと進歩した状態で戦えると思う」
「このシリーズはすごく素晴らしいしやりがいがある。僕自身、フォーミュラEという新しいチャレンジが始まるけど、機会があれば是非ともスーパーフォーミュラにまた参戦したい。心から、そう思っている」
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