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スポーツ 2018.11.21

山本尚貴の感謝(1):“先輩”伊沢拓也「彼の背中を見て学んできた」|スーパーGT

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 2018年のスーパーGT(GT500クラス)でシリーズチャンピオンを獲得した山本尚貴。レース後のグランドフィナーレでは「感謝の気持ちを伝えたい人がいっぱいいる」と目に涙を浮かべながら語っていたのが印象的だった。

 その感謝を伝えたい人……そのひとりが“先輩”伊沢拓也だ。山本自身がここまでのドライバーになれたのも、彼の存在が大きかったという。

    ■ジェンソン・バトンが語る山本尚貴(1)「彼はF1をテストしてみるべき」

 2010年にGT500デビューを果たした山本はチームクニミツに加入し、伊沢とコンビを組んだ。スーパーGTでの経験がない山本に対し、伊沢は参戦3年目ですでに2勝をマーク。ホンダ陣営の中でも頭角を現し始めている存在で最初の3シーズンは伊沢がチームを引っ張っていく存在だった。その頃は山本も失敗するレースが少なくなかった。

 2013年と2014年はコンビを解消したが、2015年から再びコンビが復活。昨年まで合計6シーズンにわたって共に戦った。また近年ではホンダのGT500マシンの車両開発も2人がメインで行なっており、ホンダ陣営を引っ張る存在として活躍してきた。

 今シーズンは山本の新パートナーがジェンソン・バトンになることが発表された時も「バトン選手と組めるのは光栄なことですが、その反面で伊沢選手とチームを離れてしまうというのは……正直残念な部分があります。もっと伊沢選手と勝利を重ねたかったという思いはあります」と、伊沢とのコンビ解消にどこか心残りがあるコメントを山本は発していた。

 また、ふたりが中心となってNSX-GTを開発してきたということもあり、シーズン中もよくふたりで話をする姿が見られた。そんな中で先日行われた最終戦で、山本は伊沢が駆る#8 ARTA NSX-GTとトップ争いを展開した。

「このNSX-GTを速く強いクルマにするために、一緒に開発してきた選手のひとりが伊沢選手です。そんな彼と最終戦もてぎで同じNSX-GTでトップ争いができたというのは……どこか嬉しい部分があるというか、感慨深いものがありました」

 そう語った山本は、自身がルーキーだった頃から、伊沢に多くのことを学び、時には一緒に悔し涙を流してくれたこともあったと、これまでのことを振り返った。

「もちろん今はチームも別々でライバルですし、僕も負けるわけにはいきません。それは伊沢選手も気持ちは同じだと思います。でも、長年パートナーを組ませてもらった伊沢選手からは、多くのことを勉強させてもらいました」

「今のように任される環境だったり、チームを引っ張るという仕事に関しても、長年パートナーを組ませてもらった伊沢選手の背中をみて学んできました」

「2012年の岡山でのレース(トップを快走するも残り半周で立川祐路に逆転され2位となった)で、一緒になって悔し涙を流してくれたのも伊沢選手でした。今の自分をドライバーとしてここまで成長させてくれたのは、伊沢選手の力や支えが本当に大きかったです」

「そんな伊沢選手と最終戦の舞台でトップ争いをして、最後は一緒にポディウムに上がれたのは個人的に嬉しかったですね」

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(motorsport.com 日本版 吉田知弘)

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