F1メキシコGPの金曜日、メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは、いつものような競争力を発揮することができなかった。結局ふたりは、フリー走行2回目では首位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)から1秒以上遅れる7番手と9番手だった。
午後には路面温度が上がったこともあり、特にハイパーソフトタイヤを使うのに苦しんだチームもあった。しかしメルセデスは、エンジンのマネジメントにも苦しんでいたことを、テクニカルディレクターのジェームス・アリソンは明らかにした。アリソン曰く、メキシコのサーキットは標高が高いため酸素濃度が薄く、燃焼に必要な酸素を取り込むのが難しく、それを補うためにターボチャージャーをより厳しく動かすことになったという。
「ここは普通のコースじゃない。シャシーやパワーユニット、冷却システムやタイヤに特殊な要求が加わる」
アリソンはそう語った。
「我々はまだアタックラップとロングランの双方でパフォーマンスを発揮するため、これらの普通じゃない要求に対処する最高の方法を見つけることができていないと、結論付けなければならない」
「今日幾つかのエリアで、パワーユニットがオーバーヒートしていた。我々は予防措置として、この状況から守るために、出力を下げなければならなかった」
「少し運があれば、気温が低くなると予想される明日と日曜日に、我々はより良い形を手にできるはずだ」
ハミルトンは、高温となった路面温度が、タイヤを溶かし、そしてグレイニングを発生させたと語った。さらにハミルトンは、レッドブルが大きなアドバンテージを持つことを懸念する一方で、メルセデスは弱点に取り組み、真の意味でのレースをするために努力するだろうと語った。
「このコースでは、最も大きなウイングを装着している。でもこの標高のため、ストレートスピードはまだだ速い。その一方でハイパーソフトであっても、コーナーでのグリップ感があまりないんだ」
そうハミルトンは語る。
「僕らには、追いつくための根拠がある。そしていくつかの答えを見つけるためにすべてのことを見て、デブリーフィングですべてを調べるつもりだ」
一方でボッタスは、メルセデスがペース不足に対する”明確な答え”を手にしていないことを認めた。
「いずれのコンパウンドも、すぐにグレイニングが発生し始めた。僕らには、全体的なグリップが欠けていたように感じた。だからマシンが大きく滑って、タイヤを磨耗させた」
ボッタスはそう説明する。
「僕らには、明日のためにやるべきことがたくさんある。そして現時点で、少し頭を悩ませている。でも夕方には答えを見つけて、明日にはより強くなって戻ってこられると確信している」
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