オートポリスで開催されたスーパーGT第7戦、GT300クラスの優勝を飾った#96 K-tunes RC F GT3の新田守男と中山雄一は、ブリヂストンタイヤと今季最高のピット作業が優勝の鍵だったと話した。
10番手からスタートした#96 K-tunes RC F GT3は、中山がスタートを担当。早めにタイヤを替えるチームも多い中、レースのほぼ3分の2にあたる40周終わりまでピットインを遅らせた。
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「GT300クラスはタイヤの摩耗が厳しいという予想がある中で、練習走行から使ってたタイヤが割と保っていました。テストでロングランした時のデータもあったので、不安にならずに攻めていこうという気でレースに臨みました」
そう語った中山は、走っていて気持ちが良いと思えるほどの快走をみせ、徐々にポジションを上げていった。その上で、ピット作業が素晴らしかったとチームを称えた。
「予選で速かったヨコハマタイヤ勢はペースがあまり良くなくて、どんどん前にも追いつくし気持ちの良いレースでした。タイヤに余裕があったのでペースをコントロールしながら様子を伺っていたんですけど、周りがピットインしてからは自分のペースでプッシュできました」
「無線で(ピットインまで)残り5周と言われてからさらにプッシュすると、厳しかったピックアップも突然取れて、1秒タイムが上がりました。最高の状態でそこから8周くらい走れたので、落ち着いてピット作業ができるだけのマージンが稼げました」
「驚くほどピット作業も速くて、後ろとそれほど差がない中でピット作業をしたのに、15秒くらいの差ができていました」
中山からバトンを引き継いだ新田も、ブリヂストンタイヤとチームのピットワークが素晴らしかったと話した。
「タイヤのパフォーマンスが本当に良かったです。ブリヂストンさんに感謝したいと思います。テストから非常に良いパフォーマンスで走れる状態が作れていました」
「路面の状況なのか、予選は思っていたようなパフォーマンスが出せなかったんですが、テストやフリー走行の状況からみると、タイヤは非常に良い状態だと思いましたし、優勝できるとまでは言わないまでも、表彰台の一角を争えるレースになると思って(中山の走りを)見ていました」
「ピットワークは、今季の中でベストと言えるくらいのものでした。全くミスもなく、インラップ・アウトラップも含めてハイパフォーマンスだった結果が、15秒くらいのマージンにつながったんだと思います」
今回の優勝で、#96 K-tunes RC F GT3はポイントリーダーの#55 ARTA BMW M6 GT3と16ポイント差で最終戦もてぎを迎えることになった。チャンスは決して大きくないながらも、逆転タイトル獲得の可能性は残っている。
新田は「厳しいので諦めたいと思います」とジョークを飛ばしながらも、「チームも新しくなりましたし、応援してくれる人たちのためにも、可能性がある限り諦めずにチャンピオンを目指したいと思います」と意気込んだ。
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