現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > WRC:トヨタ、ラリーGBで逆転優勝逃すも2台が表彰台。チームランキングでのリード拡大

ここから本文です

WRC:トヨタ、ラリーGBで逆転優勝逃すも2台が表彰台。チームランキングでのリード拡大

掲載 更新
WRC:トヨタ、ラリーGBで逆転優勝逃すも2台が表彰台。チームランキングでのリード拡大

 10月7日に行われたWRC世界ラリー選手権第11戦ラリーGB。このイベントに3台のトヨタ・ヤリスWRCを投入したTOYOTA GAZOO Racing WRTは、ヤリ-マティ・ラトバラが総合2位、エサペッカ・ラッピが総合3位とダブルポディウムを獲得する結果となった。

 ラリーGB競技最終日のデイ4はウェールズ北部の森林地帯で3SS、同じく北部スランディドノの海岸沿いを舞台に2SSの計5SSで争われた。このうちスランディドノが舞台のステージはグラベル(未舗装路)ではなく、ターマック(舗装路)で争われた。

【順位結果】2018WRC第11戦ラリーGB 総合

 前日、総合首位のセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)と4.4秒差の総合2番手につけていたラトバラは、デイ4最初のステージであるSS19でステージ2位に入り、ギャップを1.7秒に短縮。続くSS20ではステージ優勝を飾り、3.6秒リードでトップに浮上した。

 しかし、続くSS21~23ではオジエが連続でトップタイムを刻んで逆転。最終的にラトバラは10.6秒差の総合2位でラリーを終えた。

 総合3番手でスタートしたラッピはSS19でトップタイムを記録するなど活躍し、総合4位と35.3秒差の総合3位を獲得。ラリー・フィンランドから続くチームのダブルポディウム獲得に貢献した。

 前日、ラジエータートラブルでデイリタイアしたオット・タナクはメカニックの手によりマシンが修復されたためデイ4に出走。ステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS20ではステージ2位に入り、ドライバーズランキングで貴重な4ポイントを持ち帰った。最終リザルトは総合19位だった。

 ラトバラとラッピが揃って表彰台を獲得したことで、トヨタはマニュファクチャラーズランキングでのリードをさらに拡大。ランキング2位のヒュンダイとの差を20ポイントとしている。

 ドライバーズランキングでは、タナクが3位に後退したものの、トップのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)とは21ポイント差。シリーズ残り2戦での逆転戴冠に望みをつないだ。

■「今回に関してはオジエのほうが一枚上手だったようだ」とトミ・マキネン
 チーム代表のトミ・マキネンは「今日、ヤリ-マティ(ラトバラ)は素晴らしい戦いをし、力を出し切って走った。ただし、今回に関してはオジエの方が一枚上手だったようだ」とラトバラとオジエを賞賛している。

「それでも、我々の2台のクルーたちがまたしても表彰台に立てたのはとてもうれしく、マニュファクチャラーズランキングにおいても大きなプラスとなった」

「もちろん土曜日のオット(タナク)のトラブルは残念だし、ドライバーズタイトルの獲得が少し難しくなったのは否めない。しかし、まだ大量得点の可能性はあるし、オットは現在最強のドライバーだから、状況が大きく変わる可能性はある」

「最終戦ラリー・オーストラリアまで、チャンスは十分にあると思っているよ」

 ラトバラは「最初の2本のステージは良い結果だったが、その後勢いを失ってしまった。もしかしたら、タイヤ選択を誤ったのかもしれない」とコメント。ラッピは「チームにとって重要なポイントを獲得することができてうれしく思う」と語っている。

 またタナクは「ドライバーズタイトル争いはまだ続いているが、状況はかなり厳しくなった。決して簡単ではないが、最後まで諦めることなくタイトルに挑み続ける」と逆転戴冠へ意気込んだ。

 WRC第12戦はスペイン・サロウを中心に10月25~28日に開催されるラリー・カタルーニャ(ラリー・デ・エスパーニャ)。この大会はシリーズで唯一グラベルとターマックの両コンディションが混在するミックスサーフェスで争われる1戦だ。

こんな記事も読まれています

ボルボ 次世代EV「EX60」にメガキャスティング導入か 生産効率アップ、CO2削減&軽量化も実現
ボルボ 次世代EV「EX60」にメガキャスティング導入か 生産効率アップ、CO2削減&軽量化も実現
AUTOCAR JAPAN
マツダ初の乗用車「R360クーペ」は軽自動車初のAT搭載! 360ccなのに大きなナンバープレートを装着している理由とは
マツダ初の乗用車「R360クーペ」は軽自動車初のAT搭載! 360ccなのに大きなナンバープレートを装着している理由とは
Auto Messe Web
GW期間のJAFロードサービス受付、前年比減少
GW期間のJAFロードサービス受付、前年比減少
レスポンス
DSブランドのCセグメントモデルのDS4に特別仕様車「DS4 RIVOLI BlueHDi Coquelicot Edition」を設定
DSブランドのCセグメントモデルのDS4に特別仕様車「DS4 RIVOLI BlueHDi Coquelicot Edition」を設定
カー・アンド・ドライバー
家の駐車場からの「はみ出し」は違反なの? 「タイヤ1個は?」 どれだけ道路に出るとアウト!? 道交法の答えは
家の駐車場からの「はみ出し」は違反なの? 「タイヤ1個は?」 どれだけ道路に出るとアウト!? 道交法の答えは
くるまのニュース
マセラティの新世代4シーターオープンカー「グランカブリオ トロフェオ」の日本における受注がスタート
マセラティの新世代4シーターオープンカー「グランカブリオ トロフェオ」の日本における受注がスタート
カー・アンド・ドライバー
BEVでも「駆けぬける歓び」を実現したi5を展示! 最新コンパクトSUVの「X2」には試乗も可能です! BMW出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
BEVでも「駆けぬける歓び」を実現したi5を展示! 最新コンパクトSUVの「X2」には試乗も可能です! BMW出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
ポルシェ、WECスパでのカスタマー勝利を称賛「ポルシェ963プログラムの証明になった」
ポルシェ、WECスパでのカスタマー勝利を称賛「ポルシェ963プログラムの証明になった」
motorsport.com 日本版
スズキ「新型軽バン」実車展示! オシャな「デニムブルー」×精悍ライトがカッコイイ! 快速ターボ搭載の「新型エブリイ」登場
スズキ「新型軽バン」実車展示! オシャな「デニムブルー」×精悍ライトがカッコイイ! 快速ターボ搭載の「新型エブリイ」登場
くるまのニュース
人気の中型ロードモデルがさらにハイパフォーマンス化!ホンダ「CBR500R」「CB500F」2024年モデルが北米市場に登場
人気の中型ロードモデルがさらにハイパフォーマンス化!ホンダ「CBR500R」「CB500F」2024年モデルが北米市場に登場
バイクのニュース
メルセデスベンツ『GLC』と『Cクラス』、最新「MBUX」搭載…欧州仕様
メルセデスベンツ『GLC』と『Cクラス』、最新「MBUX」搭載…欧州仕様
レスポンス
日産ノートオーラってどんなクルマ? 詳しく解説!
日産ノートオーラってどんなクルマ? 詳しく解説!
WEB CARTOP
メルセデス・ベンツGクラスの市販EVモデル「G580 with EQテクノロジー」が初公開
メルセデス・ベンツGクラスの市販EVモデル「G580 with EQテクノロジー」が初公開
カー・アンド・ドライバー
スズキ、2025年3月期決算は売上高と各利益が過去最高の見通し
スズキ、2025年3月期決算は売上高と各利益が過去最高の見通し
日刊自動車新聞
すべてが変わった!新型「BMW X2」クーペスタイルの2代目X2をテストする
すべてが変わった!新型「BMW X2」クーペスタイルの2代目X2をテストする
AutoBild Japan
千葉の超渋滞「国道357号」大混雑の”蘇我エリア”で「6車線化」進行中!? 蘇我駅も蘇我陸橋もキャパ超過! 工事どこまで進んだのか
千葉の超渋滞「国道357号」大混雑の”蘇我エリア”で「6車線化」進行中!? 蘇我駅も蘇我陸橋もキャパ超過! 工事どこまで進んだのか
くるまのニュース
ジェイテクトの「アカルイミライ」
ジェイテクトの「アカルイミライ」
レスポンス
「スポーティなルックス」だけど乗りやすい! なぜ? トライアンフの新しい“3気筒スポーツバイク”「デイトナ660」は走りの奥深さに驚きます
「スポーティなルックス」だけど乗りやすい! なぜ? トライアンフの新しい“3気筒スポーツバイク”「デイトナ660」は走りの奥深さに驚きます
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村