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グロージャン、ペナルティの累積で出場停止の瀬戸際に。「薄氷を踏むレースが続く」とハースF1代表

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グロージャン、ペナルティの累積で出場停止の瀬戸際に。「薄氷を踏むレースが続く」とハースF1代表

 ペナルティポイントが累積し、出場停止処分の危機が迫っているロマン・グロージャン。ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、今後のレースでグロージャンは相当の注意が必要だと語った。


 2014年からF1に導入されたペナルティポイントシステムにおいて、違反行為を犯した際に付与されるペナルティポイントが1年以内に12に達すると、1レースの出場停止処分が科されることになっている。グロージャンはシンガポールGPで青旗を無視したとしてペナルティポイントが2加算されたことで、現時点で計9ポイントに達してしまった。

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 ペナルティポイントは加算されてから1年が経つと消滅するが、グロージャンのペナルティポイントが減るのは10月末のメキシコGPを終えてからであり、それも1ポイントだけ。その2週間後のブラジルGPでもう2ポイントが消滅する。


 つまり今週末のロシアGPから、日本GPを含めてメキシコGPまでの4レースは、かなり出場停止のリスクが高い状態が続く。

「かなり注意が必要な状態だが、彼もそれは認識していると思う」とシュタイナーは述べた。

「我々は現時点で、かなり薄い氷の上に立っている」

 現行のペナルティポイントシステムは、2012年のベルギーGPで発生した多重クラッシュを受けて、F1レースディレクターであるチャーリー・ホワイティングが考案したものだ。このクラッシュを引き起こした張本人がグロージャンであり、当時彼は1レース出場停止処分を受けた。

 グロージャンは、この現状が彼のレースのやり方に影響を与えることはないとし「僕はここに、クラッシュするためにいるわけではない。愚かなことをするつもりじゃないんだ」と主張した。

「それがF1だ。そして僕たちは、まだ素晴らしいパフォーマンスを発揮する必要がある」

「愚かなことはしないようにするが、プッシュはするしレースもする。自分の仕事を果たすんだ」

「僕に与えられた(ペナルティ)ポイントを振り返ると、説明がつくものもあるし、疑問符がつくものもある。でもそういうものだ」

 シンガポールGPでは、セルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)とグロージャンが14番手争いをしていたが、その際にトップを走るルイス・ハミルトン(メルセデス)が背後から接近。グロージャンはここで掲示された青旗を無視したと判断された。

 バトルの最中だったことを考えると、グロージャンはシンガポールで受けたペナルティは厳しいものだったと話した。

「ルイスをブロックしたことについては申し訳ないと思うけど、セルゲイがとてつもなく遅くて、どうしようもなかった。僕は多くのタイムを失っていたんだ」

 グロージャンは決勝を13番手でレースを終えたものの、5秒のタイム加算ペナルティを受けて15位までポジションを落とした。

 シンガポールでのペナルティについて、ホワイティングと話し合うかと訊くと「ドライバーズブリーフィングで彼と会うつもりだ」と彼は答えた。

「僕は誰もブロックするつもりはなかったし、マシンにはライトがついていないから、ミラーは真っ暗闇だった。僕たちのペースはすごく遅かった」

「最終的にはレースに全く影響を与えていない。ルイスが優勝して、マックス(フェルスタッペン/レッドブル)が2位だった。それが重要だ」

「素晴らしくもないし、理想的でもなかったけれど、僕たちは僕たちでバトルをしていた。明らかに、あれはレースで最もエキサイティングなパートだったね!」

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