カル・クラッチロー(LCRホンダ)は、ホンダがいまだに、すでにMotoGPからの引退を発表しているダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)に新しいパーツを優先して供給し、自分たちにはそれが供給されないことに不満を持っているようだ。
クラッチローは、アラゴンGP予選Q2最後のアタックで転倒を喫し、フロントロウを獲得するチャンスを逃したものの、ドゥカティ勢やマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に次ぐ予選4番手を獲得した。
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しかしクラッチローは、ワークスチームが使用しているカーボン製のスイングアームがあれば、もっと速く走れた可能性があると断言した。
ペドロサは今季限りでMotoGPを引退するにも関わらず、ホンダが彼に最新のマテリアルを与えていることに、クラッチローは落胆しているようだ。なおクラッチローは、先月チームとHRCとの契約を2020年まで延長している。
「(レースでの)ダニについて心配しなければならない」とクラッチローは話した。
「今週末、ホンダはダニのサポートを強化している。彼らは以前僕に与えていたパーツを、彼に与えていたようだ」
「それが彼らの選択だ。チームのタイトル争いのことを考えなければならないからだ。もし僕がそのパーツを持っていれば、僕が彼らの脅威になると心配したのかもしれない」
予選4番手よりも上のグリッドを得られる可能性があったと感じるか訊かれると、彼は次のように答えた。
「僕たちの今のパッケージではこれ以上は無理だ。僕はそう言える。ルーチョ(チェッキネロ/チーム代表)も全く怒っていなかった」
「彼はこの状況に怒っている。今週末は他のライダーがパーツを手に入れて、僕にはそのパーツがないということにだ。毎週末素晴らしい仕事をしている僕たちは、それにふさわしいはずだ」
「もしマルクが僕のバイクに乗れば、僕と同じようなラップタイムだっただろうと思う。現時点では、僕はバイクをとても上手く乗りこなせていると思うが、違いは彼らが使っているパーツだ」
「いくつかのトラックではそれほど大きな違いはないが、ここやミサノのような暑いところでは違いが出てくる。シルバーストンでは週末を通して僕の方が速かった」
一方ペドロサはミサノで新しいスイングアームを与えられたことを認めたが、アラゴンでは特に新しいパーツはないという。ペドロサは、クラッチローと0.1秒差の予選6番手となっている。
またクラッチローは、Q2で喫したクラッシュについて説明。12コーナーでヤマハのマーベリック・ビニャーレスがスロー走行していたことに気を取られてしまったのだという。
「ちょっと見づらかった。僕が丘を越えた時に、コース上にビニャーレスがいたからだ」とクラッチローは振り返った。
「僕が丘を越えた時、ダニが近くにいた。それから青いバイクが見えたんだ。早めに向きを変えようと、バイクを倒した。何が起きたか分からないが、フロントを失った」
決勝について彼は「僕にはドゥカティに敵うようなペースはない。それは確かだが、もっと良くなるとは思う。マルクもドゥカティのペースに敵わないとは思っていないけどね」と意気込んだ。
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