監督としてMercedes-AMG Team GOOD SMILEを率い、今年初開催となった鈴鹿10時間耐久レースを戦った片山右京は、総合5位という結果を「誇らしい」としながらも、「まだまだ学ぶことがある」と、今後勝利を目指すことを誓った。
8月に鈴鹿サーキットで初開催された「鈴鹿10時間耐久レース」。日本チーム最上位となる5位を獲得したのは、#00 Mercedes-AMG Team GOOD SMILEだった。
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昨年のスーパーGT、GT300クラスのチャンピオンであるグッドスマイルレーシング&TeamUKYOは、いち早く今回の鈴鹿10Hにエントリー。昨年のスパ24時間を戦った谷口信輝、片岡龍也、小林可夢偉の3人体制で臨んだ。また鈴鹿10H限定でメルセデスパフォーマンスチームの一員となったため、チーム名も「Mercedes-AMG Team GOOD SMILE」となった。
予選では不運もあり21番手からのスタートとなったが、決勝では3人のドライバーがミスなくバトンを繋ぎ、日本チームとしては最上位となる5位でフィニッシュ。またアジア圏のドライバーが2名以上在籍しているチームを対象にした「アジア賞」でもトップを飾った。
「ノーミス、ノートラブル……でもなくて、決勝日の朝から少しドタバタしたところがありました。(レースを通して)良いこともあり、悪いこともあったりしましたけど、結果的には普段スーパーGTで戦っているチームの中でダントツでしたし、ヨーロッパのチームと戦えたことはすごく誇らしいことだなと思います」
片山監督はそう鈴鹿10耐のレースを振り返る。
日本勢にトラブルやアクシデントが多発する中、着々と順位を上げていった00号車。片岡が担当した夜間走行の最終スティントでは#08 Bentley Team M-Sportに抜かれそうになるシーンもあったが、なんとか堪えて5位を死守した。こういった片岡の踏ん張りや、中盤スティントでの谷口の走りを見て、片山監督は改めて感心したという。
「谷口も片岡もすごいなと思いました。ずっと安定していたし、夜の最終スティントは、逆に僕の方が心配になって『大丈夫か? ちゃんと見えるか?』という感じになっていて……、『最初に(ル・マンで夜間走行を経験している)可夢偉に最終スティントを行かせた方が、目が慣れているからいいんじゃないか?』と言ったら、怒られてしまいました。もっと片岡を信用してあげればよかったですね。とにかく、本当に良かったです」
チームは昨年惨敗を喫したスパ24時間のリベンジをテーマに掲げていた。今回の5位入賞により、スパ24時間のリベンジは果たせたのか……それを尋ねると、片山監督はこのように回答した。
「ちょっと……ですね。ドライバーもそうだし、安藝(貴範/エントラント代表)さんに聞いても、同じ答えだと思います。当然ですが、1番を獲らないと(リベンジできたと)納得はできません。もちろん、今回の結果は素直に誇らしいと思います。アジアのトップになれたわけですからね」
「でも、まだ勉強しなきゃいけない部分もあるし、どこか(ヨーロッパのトップチームと比べると)色々違うなと感じるところがありました。そういうものを習得して、いつか勝てればいいなと思います」
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