マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、今年のマシンには極めて競争力がなく、奇跡が起こることを期待できないと話した。
ベルギーGPとイタリアGPでは、マクラーレンのスピード不足が露呈し、どちらのグランプリの予選でもマクラーレンは最下位だった。
”バンドーン放出”を決めたマクラーレンの判断は早すぎたのか?
彼らはモナコGP以降、予選でトップ10に残ることができておらず、直近の9レースを見てもポイントを獲得できたのはわずか3レースだ。
motorsport.comはブラウンに対し、チームがスランプを抜け出すことができると考えているのかと尋ねると、彼はこう答えた。
「我々はプッシュし続けていく。だが残念ながら、我々の作った極めて競争力のないマシンは変化に反応しない。つまり、我々が良いレーシングカーを作れていないということだ」
「おそらく多少はサーキット特性にもよるが、結果もそれに似たようなものになると予想している」
「奇跡が起こるとは期待できない」
サマーブレイク前まではコンストラクターズランキングで7位につけていたマクラーレン。しかしマクラーレンよりも上位に位置していたフォースインディアが新たにレーシングポイント・フォースインディアとしてエントリーしたため、それまでの獲得ポイントを放棄。マクラーレンの順位は自動的にひとつ繰り上がり、現在では6位となっている。
マクラーレンの上ではルノーとハースが4位争いをしていて、背後にはすでに20ポイント差のところまでレーシングポイント・フォースインディアが迫っている状況だ。
来シーズンはF1に参戦しないことをすでに発表しているフェルナンド・アロンソは、マクラーレンの大きなアップグレードはスペインで投入したものだけだったと認めていた。またマクラーレンは、トラック上で抱えている問題を風洞で特定することができていない。そのため、改善作業が阻まれてしまっている。
「他のチームは、我々よりも早いペースで開発を行っている」とブラウンは話した。
「我々は後退しているようだ。実際には皆が前進している。しかしF1では、もし前進できなければ、それは後退しているということだ」
「スパとモンツァのようなタイプのサーキットは、我々にとって絶対的な弱点となるだろうとわかっていた。それが今の状況を証明した」
「我々は開発を諦めない。問題を特定しているところだし、それを解決できるかどうかを考えたい」
彼らは、トロロッソからテクニカルディレクターのジェームス・キーを引き抜こうとしているが、現状では彼を手放す気のないレッドブルがそれを阻止している。
キーが2019年のマクラーレンのマシンに影響を与えることはないようだ。ブラウンも、彼を起用してマシンを作るためには2020年まで待たなければならないと考えている。
「私はマクラーレンのスタッフにとても自信を持っているし、我々には良い計画がある」
「お話ししている通り、現在もマシンの開発を行っている。理想的にはジェームスを起用したいが、チームを立て直すためにはいくらか時間がかかるだろう」
「2019年は一時的にでも前進すべきだ。2020年までは、おそらく技術性能をフルで発揮することはできないだろう」
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