岡山国際サーキットで行われている2018スーパーフォーミュラ第6戦。初日の専有走行で16番手につけた山本尚貴(TEAM MUGEN)は、最終戦を見据えたロングランのメニューをこなした。
金曜日の専有走行では、各ドライバーに配られる新品タイヤ4セットは使用できず、前大会から持ち越してきた2セットのタイヤを使用する。だが、予選のコンディションに限りなく近い土曜日のフリー走行までソフトタイヤを使用せずに少しでも状態の良いまま温存しておくケースが多かった。
それぞれの思惑が垣間見えた専有走行。石浦は”あまりタイムに意味はない”|スーパーフォーミュラ第6戦
だが、今回は土曜日、日曜日ともに雨の予報が出ており、それを見越してから金曜日のセッションで各車とも持ち越しで用意した中古のソフトタイヤを使用するシーンが目立った。
その中でも、独自のメニューを進めていたのが山本。セッション開始時からソフトタイヤを装着し、そのタイヤで25周のロングランテストも敢行。ミディアムタイヤはラスト10分を切ってから使用するなど、他のドライバーとは全く異なるメニューを進めていた。
これについて山本は、今回の岡山戦だけでなく、最終戦鈴鹿も見据えてのロングラン走行だったと語った。
「最終戦のことを見据えてテストしていました。天気予報を信じれば、明日から2日間とも雨なので、(前戦から持ち越した)ソフトタイヤを温存しても仕方ない状況でした。ここ最近はソフトタイヤの保ちがあまり良くないので、(ソフトタイヤの)ライフなどの確認を行いました」
「今回を捨てているわけではないです。週末の天気を見て、『今日やれることはなんだろう?』と考えての結果でした。ちょっと先を見越して動けたセッションになったので、有意義な1日になったと思います」
山本は今シーズンを振り返り、特にレース時でのソフトとミディアムをバランスよく使えるクルマづくりやドライビングでの対応など、様々な課題を挙げた。
「ソフトとミディアムをうまく使わないといけないし、どっちかに特化したセッティングがあったりもいますが、石浦(宏明/JMS P.MU / CERUMO・INGING)選手を見ていると両方のタイヤを履いても速いなと思います。ああいうクルマづくりと運転をしないと厳しいかなと思っています」
「(今季を振り返ると)SUGOはラッキーな部分がありましたが、ここ2戦(富士、もてぎ)を振り返るとチャンピオンに値する走りはできていなかったです。そこで悪かったところを、残り2大会(岡山と鈴鹿)でちゃんと穴埋めできていないと、チャンピオンに届かないと思います」
現在、ランキング首位のニック・キャシディ(KONDO RACING)から3ポイント差の2位につける山本。さらに現状からレベルアップしないと、チャンピオンには届かないと語った。
「実質チャンピオン争いは3台(キャシディ、山本、石浦)だけだと思います。その中でも、石浦選手とキャシディ選手に関しては、どこに行っても速いというのが彼らの強みです。そこに勝とうとすると、さらに強いクルマといい走りが必要になってきます」
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