母国レースのベルギーGPを最下位の15位で終えたマクラーレンのストフェル・バンドーンは、今年のマクラーレンはシーズンが開幕して以降、全く進歩していないと嘆いた。
ベルギーGPのフリー走行からペースを欠いていたマクラーレン。バンドーンは予選を最下位の20番手で終え、決勝レースも完走最下位の15位だった。
ハロがあって良かったけど……アロンソ、ヒュルケンベルグのミスを非難
今年のマクラーレンは不調が続いており、直近8レースのうち3レースでしかポイントを獲れておらず、コンストラクターズランキングでもルノー、ハースに次ぐ6位となっている。さらに背後からはトロロッソが差を詰めてきている状況だ。
バンドーンは、「さらに状況が悪化した週末を過ごすのは厳しかった。僕らが見たパフォーマンスは、良かったときとは程遠いものだ」と話した。
「本当に説明がつかないんだ」
「シーズンのスタート以降、僕らが進歩していないというのが現実だ。他のチームと比べて、全く前進していない」
一方チームメイトのフェルナンド・アロンソは、スペインGP以降大きなアップデートがないことで苦戦していると指摘。しかしマクラーレンは、コース上で発生するトラブルが風洞では現れないことが原因で、トラブル解決に至っていないと明かしていた。
今回の予選では、マクラーレンはトップから2秒以上も遅れを取っており、昨年のベルギーGP予選に比べて1秒近く遅くなっていた。
また決勝レースでは、アロンソがニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)に追突された勢いで、シャルル・ルクレール(ザウバー)のマシンを乗り越えてしまい、そのままリタイア。スポーティングディレクターのジル・ド・フェランはベルギーGPについて、「がっかりした結末だった」と述べた。
そのド・フェランは予選後、今年のマクラーレンは空力パフォーマンスに苦戦しており、スパは特にトップスピードの不足が目立つトラックだと話していた。
彼らはシーズン開幕時に決定するギヤ比の選択を誤り、スパではあまりに早くレブリミットに当たってしまい、スピードが伸びなかったのではないかと見られている。
「これまで難しいシーズンに尻込みしたことはない」とド・フェランは語った。
「(MCL33は)難しいマシンだ。今週末は特に、ストレートラインスピードといった多くの弱点が露呈した」
「それ以外にも問題はある。だが、ここで明白になったものが、我々の抱える大きな問題だ」
バンドーンは、マクラーレンがベルギーで酷いパフォーマンスを隠すことができなかったことに驚いていないと認めた。
次戦イタリアGPの舞台となるモンツァも、スパ同様にパワーが重要なサーキットだ。状況が好転することをバンドーンは望んでいるが、もっと良い週末を過ごせるようになるためには、マクラーレンは長く待つ必要があるだろうと話した。
「今週末は、励みになるようなものは多くなかった」
「今年最高のレースだとは言えない」
「モンツァはストレートの多いサーキットだから、また非常に厳しい週末になるだろう」
「どうなるか見てみよう。シーズン後半には、シンガポールのようにポイントを獲得できるチャンスが何度かあるはずだ」
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