レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季のF1前半戦最後のレースとなったハンガリーGPで、MGU-Kが原因と疑われるトラブルによりリタイアすることとなった。
フェルスタッペンは、ルノー製パワーユニットに相次ぐトラブルについて不満を露わにすると共に、開発が行われてからチームにもたらされるまでのタイムラグが大きいことについても嘆いている。
卓越した”技”で今季3回入賞。タイヤの使い方がGP2時代より”劇的に”上手くなったガスリー
レッドブルは来季からホンダ製のパワーユニットを使うことを決めている。その上、レッドブルとルノーの関係性はこれまで良好だったとは言えず、特に今季限りでの関係解消が決まった後には、チームが求めたタイミングでパワーユニットのコンポーネント交換が行えないなど、関係がさらに悪化しているのではないかと思えるような事態も起きた。
今シーズン残りのレースで、ルノーがこれまでと同じようにレッドブルへのサポートをしない可能性を危惧しているかと尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。
「それは言い難いことだ。例えば燃料について言えば、新しいタイプのモノをドイツで使えた可能性がある。しかし、ようやく今(ハンガリーで)手にすることができた。なぜなら、彼らが信頼性を確認することができなかったからだ」
「こういった類のことを心配している。もし新しいパーツがあれば、もちろん最初にファクトリーチームに投入されるだろう。これもまた理論的だが、僕らにとっては残念なことだ」
「フェラーリやメルセデスには、新しいパーツはすぐに投入される。彼らはそのアドバンテージを、1~2レース活かすことができる……残りのチームがそれを手にするまでにね」
「だから僕らは、常に2レースほど遅れることになってしまうんだ」
レッドブルは、ルノーのワークスチームや、同社のカスタマーチームであるマクラーレンとは異なる燃料とオイルを使っている。そのためルノーは、レッドブルが使うエクソンモービルの燃料とオイルを使って、ファクトリーのテストベンチで、性能をチェックする時間を見つけなければならない。
一方のルノー(とマクラーレン)はBPカストロールの燃料とオイルを使うが、レッドブルが異なる燃料を使うということを決断したことは、カナダGPで投入されたアップグレード版のパワーユニットをフルパフォーマンスで使うことに対し、大きく影響を与えたと、ルノーはこれまでにも明言している。
なお、レッドブルがハンガリーGPから使い始めた燃料とオイルは、今シーズン中初のアップデートである。しかし一方でルノーは、スペインGPから最新仕様の燃料とオイルを使っている。
フェルスタッペンは、シーズン後半にさらに状況が悪化する可能性があることを認めている。
「特に今は、彼らも自前のファクトリーチームを持っている。だからいろんなことが、(レッドブルに対しては)少しずつ遅れているんだ」
そうフェルスタッペンは語った。
「来年からホンダに切り替えることが決まった。そのことは、我々の良い方向に働くことはないだろう。そういうことがどう働くのか、僕らはそれを知っている。だから、ただそれを受け入れなければいけない」
シーズン後半に向けフェルスタッペンは、前述のような状況を受け入れつつ、自分たちにできることに集中する必要があると語る。
「クルマを良くしていくことができることを願っている」
そうフェルスタッペンは語った。
「でも、エンジンについては難しい話だ」
「僕らはクルマの面では、メルセデスやフェラーリよりも優れているけどね」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?