F1の公式インシーズンテストの最終日は、メルセデスのマシンに乗ったジョージ・ラッセルが、前日にアントニオ・ジョビナッツィ(フェラーリ)が記録した非公式レコードをさらに更新するトップタイムをマークした。
午前中のセッションは、フェラーリのキミ・ライコネンが1分16秒171というトップタイム。2番手にはウイリアムズのロバート・クビサが続いたが、ライコネンとのタイム差は2秒以上開いていた。
ハンガロリンク公式テスト:ジョビナッツィ、レコード更新の驚速ラップ
午後になると、ラッセルとライコネンがトップタイムを更新し合う展開。ラッセルが1分16秒050をマークすると、ライコネンもすぐさま1分15秒805を叩き出した。
ハイパーソフトタイヤを装着したラッセルは、再びタイムを更新することに成功。1分15秒575を記録し、テスト初日にジョビナッツィが記録した非公式レコードを上回ることに成功した。
このタイムは、先週末のハンガリーGPフリー走行3回目で、ウルトラソフトタイヤを履いてセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が出したコースレコードよりも0.6秒速いタイムだ。
ラッセルはテスト初日こそギヤボックスの問題で走行距離が伸びなかったものの、この日は103周を走破した。
ライコネンは走行終了間際にハイパーソフトタイヤを装着したものの、ラッセルには0.074秒届かず2番手だった。3番手には、レッドブルのマシンをドライブしたジェイク・デニスがつけたが、ラッセルとは1.437秒差だった。
4番手はジョビナッツィ。この日はザウバーのマシンに乗り込み、ハイパーソフトタイヤを履いて1分17秒558をマークした。走行プログラムが分からないため直接の比較はできないが、前日の走行を担当したマーカス・エリクソンより0.5秒以上速いタイムをマークしている。
フォースインディアのマシンをドライブしたニキータ・マツェピンが5番手。彼は午前と午後、どちらのセッションでも赤旗の原因となってしまった。
午前中のセッション中盤にマシンストップに見舞われたマツェピンは、午後のセッション開始から1時間半の時点で走行再開。1度はタイムを計測することができたものの、13コーナー出口で再びマシンと止めた。ピットレーンに戻ってきたマシンの後部からはわずかに煙が出ていた。
それでも走行時間残り20分の段階で走行を再開、最後の5分で1分17秒748というタイムを残した。
6番手のクビサは、午前中に出したタイムを更新せずに最終的に6番手。彼が午前中にウルトラソフトタイヤを使って出したタイムは、ハンガリーGPのFP3でレギュラードライバーたちが出したタイムよりも速かった。
マクラーレンのランド・ノリスは、走行最後の15分間で1分18秒472をマークし7番手。ソフトタイヤを装着して出されたタイムで、パフォーマンスを追求した走行はあまりしなかったようだ。
8番手はルノーのマシンに乗ったF2ドライバー、アーテム・マルケロフ。ハイパーソフトタイヤで複数の走行を行い、午前のタイムを1.5秒ほど改善した。
9~11番手はトロロッソ勢。レギュラードライバーのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、ピレリのタイヤテストを実施。ピレリが決めたプログラムで走行を行い、それぞれ10番手、11番手のタイムを残した。
初日にタイヤテストを担当していたショーン・ゲラエルは、2日目はチームのテストプログラムを担当。トップから3.4秒遅れの9番手となった。
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