2019年からスーパーフォーミュラで導入される次期マシン「SF19」。富士スピードウェイで行われた開発テストは2日目を迎え、この日も2台のマシンが様々なテストを行った。
当初は13時00分から14時00分のセッション2でHALOを装着しての視認確認テストを行い、それ以外のセッションではHALOの装着は任意とされていた。しかし、2日目は朝から#11 トヨタ開発車両、#00 ホンダ開発車両ともに朝からHALOを装着し、テストに臨んだ。
スーパーフォーミュラ|HALOのテストを行った山本尚貴「視界の影響はほとんどない」
#11 ホンダ開発車両は昨日同様に山本尚貴がドライブ、#00 トヨタ開発車両は石浦宏明が1日を通してステアリングを握った。
この日は、基本的にタイヤテストが中心で、9時00分~12時00分まで3時間にわたって行われた朝のセッションでは、2台ともどんどんタイムを更新。そのタイム差も接近しており、早くもスーパーフォーミュラのシリーズ戦と同じように僅差のタイムバトルが展開された。
このセッションでは、ヨコハマタイヤSF19用に開発中のソフトタイヤのテストも行われ、石浦が1分22秒952、山本が1分23秒046のベストタイムを記録した。この日は気温34度、路面温度も50度近い灼熱のコンディションで、7月上旬に行われた第4戦よりも暑かった。従来のコースレコード(1分22秒572/2014年 アンドレ・ロッテラー)に迫るタイムを記録。まだマシンのセットアップも100%という状態を考えると、SF19のポテンシャルの高さがうかがえるセッションだった。
この日はHALOを装着した状態でのドライバー脱出訓練も行われ、規定では12秒以内に脱出できなければいけないが、石浦と山本ともにクリア。午後一番に行われたセッション2では前日同様にHALOを装着しての視認性確認のテストも実施された。
そして、17時30分から18時30分までのセッション3では実際のレースを想定して、2台とも接近した状態で走行。前のマシンの背後につくとダウンフォースが抜ける症状があるが、それがSF19ではどの程度出るのかを確認していた。
最後は、2台ともミディアムタイヤでのタイムアタックシミュレーションを行い、ここでも0.001秒を争う白熱した展開に。最終的に山本が1分23秒536、石浦が1分23秒576という結果になった。
1日全体を通してみると、途中トヨタ車に駆動系のトラブルが発生してマシンがストップするシーンがあったが、大きなアクシデントなく進行。トータルでの周回数もトヨタ車が91周、ホンダ車が90周を走破し2日目のテストは終了した。
なお、次回の開発テストは8月30日(木)~8月31日(金)にツインリンクもてぎで行われる。
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