ポルシェカレラカップ ジャパン 2018 第9・10戦プレビュー
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木敏幸)とポルシェカレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ ジャパン2018シリーズ第9・10戦を、富士スピードウェイ(静岡県)にて2018年8月4日(土)、5日(日)に開催いたします。
ポルシェカレラカップ ジャパン2018 第8戦富士 決勝レポート
今シーズンも熱き戦いが繰り広げられているPCCJは、前回の第7・8戦(6月16~17日)から約2カ月ぶりに富士スピードウェイで開催される。今年3回目のPCCJの舞台となる富士スピードウェイは、全長4.563kmの国際サーキットで、約1.5kmのメインストレートとタイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせている。
新たに導入されたニュー911 GT3 Cupは、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)が採用されたことにより、各コーナーでのブレーキポイントが従来よりも深くなっているのがポイント。なかでも見所となっているのが、最終コーナーを立ち上がりメインストレートで最高速を記録したニュー911 GT3 Cupが、フルブレーキングで第1コーナーへ進入していくシーン。
レース中のブレーキング勝負は迫力満点となっている。そしてニューカップカーが導入されたPCCJは、ここまで開催された岡山国際サーキット、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイとすべてのサーキットでニューコースレコードが樹立されている。
2018シリーズのPCCJは全11戦で競われているため、今回の第9・10戦は最終戦前のチャンピオン争いを左右する重要なレースとなる。第8戦までを振り返ると、開幕戦は見事なタイヤ戦略でPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章が初参戦初優勝を飾り、第2戦以降はPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太と2016年のPCCJシリーズチャンピオンである#78 近藤翼が激しい優勝争いを展開。
その結果、#78 近藤が4勝、#18 上村が3勝をマークして、#78 近藤が158点でポイントランキングトップに立ち、#18 上村が12点差の146点で追いかけている。とくに#78 近藤は、前回の富士でポルシェカレラカップ アジア(PCCA)と共催で行われたエキシビジョンレースも制して自信を高めているだけに、#18 上村は手強いライバルに勝負を挑むことになる。
また、昨年PCCJ初のオーバーオールとジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9武井真司、2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオン#7 星野敏は、ベテランドライバーの意地として打倒若手ドライバーに闘志を燃やしているだけに注目の存在といえる。
一方のジェントルマンクラスは、8戦中5勝を挙げている#20 鈴木宏和が154点でランキングトップに立つ。#20 鈴木は5勝中4回クラス・ポール・トゥ・ウインを成し遂げているが、富士大会のみポールポジションを獲得できていないため、今回は充分な意気込みで臨んでくるだろう。
ランキング2位は第7戦富士で参戦4年目にして嬉しい初優勝を飾った#98 IKARIで127点、3位は第3戦富士を制した#25 内山清士で116点、4位は第4戦富士で優勝を飾った2013年ジェントルマンクラスチャンピオンの#2 田島剛で116点となっている。その他のドライバーも実力が拮抗しているのは表彰台に様々な顔ぶれが上っていることからも明らかなだけに、今回もスタートからゴールまで目の離せない高速バトルが展開されるはずだ。
PCCJ第9・10戦 富士大会のスケジュールは、専有走行が8月3日(金)午前10時00分~10時30分、午前11時45分~午後12時15分の2セッション。予選は4日(土)午前11時~11時30分の予定で1回のみとなる。そして15周もしくは30分で競われる決勝レースは、第9戦が4日(土)午後4時20分スタート、第10戦が5日(日)午前9時15分スタート予定となっている。
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