昨年までスーパーGTのGT300クラスに参戦していたBMW Team Studie。今季は活躍の場をアジアに移し、BMW M4 GT4でブランパンGTアジア(GT4クラス)に2台体制でフル参戦している。そして7月21日、22日に行われた富士スピードウェイでのラウンドでは2レースともにクラス優勝を飾る大活躍を見せた。
今月頭に行われた鈴鹿サーキットでの第5戦(レース1)で木下隆之/砂子塾長組の81号車が優勝を飾ったBMW Team Studieだが、今回の富士ラウンドでは予選から他を圧倒。浦田健/マックス・チン組の82号車とともに、2レースともGT4クラスのフロントローを独占した。
まず21日(土)に行われた第7戦では81号車が序盤から後続を引き離す走りを披露。最終的に2番手以下に49秒もの大差をつけ優勝した。一方の82号車はスタート時の違反でドライブスルーペナルティを受けてしまい、5位に終わった。
翌日の第8戦(レース2)も81号車の速さは衰えることなく、同じように後続を引き離していく。82号車も2番手につけていたが、3周目の最終コーナーで他車と接触してしまいスピン。一時はクラス最後尾まで後退するが、その後は安定したペースで順位を取り戻していった。
結局、81号車は前日同様に2番手以下に40秒以上の大差をつけ富士ラウンドを2連勝。82号車も3位まで挽回し、チーム初のダブル表彰台を勝ち取った。
地元日本でのレースで4戦中3勝を挙げる大活躍を見せたBMW Team Studie。鈴木康昭代表も「うまくいく時は、全部がうまくいくんだなと思いました」と満面の笑み。富士ラウンドはBoPの影響も味方したと語ったが、この灼熱のコンディションでレース中にトラブルが出なかったことが勝因だと語った。
「M4の富士スピードウェイとのマッチングが非常に良かった。これはシェイクダウンテストの時から感じていました。でも、これだけ気温も路面温度も暑い中でトラブルなく走りきれたので、マシンの完成度はすごいなと感じました」
また暑さ対策という部分では、シーズン序盤のタイ・ブリーラム戦でミッショントラブルを経験。その対策をBMWモータースポーツが迅速に行った部分も大きかったという。
「タイの時にミッションオイルの温度が上がってギヤが入りにくくなるトラブルがありました。それをBMWモータースポーツに報告したら、すぐに対策に乗り出してくれました。新しいミッションクーラーを作って、FIAやSROの承認もとってくれて、今回の富士ラウンドで導入することができました」
「今回は一切そういう症状も出なかったし、彼らの迅速な対応が今回の結果につながったと思います」
これでBMW Team Studieは、GT4クラスのチームランキングでは2番手以下に64ポイントの差をつけトップを独走。ドライバーズランキングでも木下/砂子塾長組がランキング3番手に上がってきた。
最後に鈴木代表は「シリーズチャンピオンしか狙っていないので、頑張ります」と力強く、シーズン終盤戦に向けての意気込みを語った。
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