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2年ぶりの母国レースでポール獲得のベッテル「間違いなく最高の瞬間だった」/F1ドイツGP

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2年ぶりの母国レースでポール獲得のベッテル「間違いなく最高の瞬間だった」/F1ドイツGP

 2年ぶりの母国グランプリを迎えたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、土曜日に行われた予選で今シーズン5回目、通算55回目となるポールポジションを獲得した。

 予選Q3では、ベッテルは最初のアタックでトップタイムをマークした。セッション終盤はバルテリ・ボッタス(メルセデス)が一時トップに立つも、最終的にはベッテルが1分11秒212というコースレコードタイムを叩き出し、ポールポジションを決めた。

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 予選後の記者会見に出席したベッテルは、素晴らしい気分だと話しながらも、簡単な1日ではなかったと明かした。

「今日は簡単な日ではなかった。今朝起きたら雲が出ていて、雨もかなり降ってきた。だけどトラックが早く乾いたことに驚いた」

「予選では本当に、本当にマシンをドライブするのが楽しかった。トラックに出て最初のアタックをするときに、自分の手の中に何かを持っていて、それでどうにかできるんじゃないかと思える日が時々ある。今日はそういう気持ちだった。そこからはもっと良くなっていった」

「時にはうまくラップをまとめられたけれど、それができなかったこともあった。だから僕は違うことをしようとした。Q3ではマシンや自分自身からたくさんのものを引き出し、それを活かせるだろうとわかっていた。本当に満足している。どちらのアタックでも限界のところで走っていたし、アドレナリンが出ていて、全てを正しくやることができて素晴らしい気分だった」

「マシンにも、徹夜で作業したことにも納得している。このトラックではマシンはとても速くて、本当に楽しかった」

「自分が生まれ育った場所からすぐ近くの場所でこのようなことができるということには、多くの意味があると思う。今週末の全ての応援に感謝している。ファンや赤い帽子、ドイツ国旗がトラック中で見えた。本当にクールだ。明日を楽しみにしている」

 今回で55回目となるポールポジションを獲得したベッテルだが、記者から”どのポールポジションが一番だったか?”と訊かれたベッテルは、次のように答えた。

「正直な答えを言えば、自分のキャリアの中の全てのラップを覚えているわけではない。とても多くのラップを走ってきたからね。でも、今日は間違いなく最高の瞬間だった」

「僕は本当にハッピーだ。ここでラップをまとめるというのは素晴らしいことであり、もちろんそれは僕がたくさんのサポートを受けているということだ。チームとしても、たくさんの熱心なドイツのティフォシ(フェラーリファンの愛称)からそれを受け取っている。これは大切なことだし、僕もそう感じている」

「あのラップには満足だ。僕はそこそこのラップも、酷いラップも走った。これは良いラップのひとつだけど、これまでのラップの中でベストなものだと言いたくない。僕がいつか走るベストラップはまだ来ていないことを願っている」

 雨が降ったこともあり、土曜日は金曜日ほど気温が上がらなかったものの、ベッテルはマシンは改善されて良くなっていたと話した。決勝レースに向けてマシンはもっと良くなるのかという質問には、「自信を持っている」と語った。

「明日に向けてとても自信を持っている。でも話した通り、レースは明日だ。たくさんのことが起こる可能性があるので、僕たちは油断せず、賢くやらなければならない」

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