フォーミュラEシーズン4の第11戦ニューヨークePrixレース1の予選が行われ、セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)がポールポジションを獲得した。
いよいよフォーミュラEのシーズン4も大詰め。ニューヨークePrixの2連戦で、すべてが決着する。
レイアウト変更を嘆くバード。しかしライバルのベルニュは「彼らは速いはず」と警戒|フォーミュラEニューヨークePrix
タイトルを争うのは、ジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)とサム・バード(DSヴァージン)。このふたりが、予選グループ1にいきなり登場した。
このグループ1は、各車できるだけ良いタイミングでアタックを行おうとしたこともあり、非常に接近した中でのアタックとなった。ベルニュは、ウォームアップランでセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)の前に出ようとするが、これは叶わず……結局最後尾でのアタックとなった。しかも、チェッカーフラッグが振られる直前のギリギリのタイミングで、アタックラップに入った。
とはいえ、このグループでトップタイムを記録したのはそのベルニュ。唯一1分14秒を切る1分13秒890となり、他のグループのアタックを待つこととなった。2番手にはブエミ、3番手にはルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)が入った。
ベルニュとタイトルを争うバードは4番手と出遅れ。スーパーポールセッションへの進出が厳しい状況……いきなりピンチを迎えた。フェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)が5番手となった。
ただ、ベルニュには最大パワー超過の疑いがかけられ、審議対象となっている。
予選グループ2にはランキング6~10位のドライバーが登場。ここで魅せたのはアンドレ・ロッテラー(テチータ)である。ロッテラーはセクター1、セクター2と全体ベストで通過したが、セクター3で痛恨のミス! ベルニュを上回ることはできなかったが、0.037秒の2番手につけた。ただ、このロッテラーにもパワー超過の嫌疑がかけられてしまった。
この他ダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)が3番手、ミッチ・エバンス(ジャガー)が4番手、ネルソン・ピケJr.(ジャガー)が6番手と、軒並みバードを上回っていく。
グループ3にはランキング11位から15位のドライバーが登場。この中で最速だったのはジェローム・ダンブロジオ(ドラゴン)で、総合5位に飛び込んだ。この他のドライバーはトップ5に入ることはなかったが、全車がバードを上回るという、バードからすれば最悪の状況である。
ただ、バードにとっては朗報が飛び込んできた。審議の結果、ベルニュのパワー超過が認められ、タイム抹消の処分が科せられた。また、ロッテラーのタイムも抹消。これでグループ3を終えた段階でアプトが首位と変わった。
最終グループ4で最速だったのは、ニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)。プロストはセクター2で全体ベストを記録し、5番手に入って見せた。なおステファン・サラザン(アンドレッティ)はクラッシュを喫している。
これにより、アプト、エバンス、ダンブロジオ、ブエミ、プロストの5人がスーパーポールセッションに進出。バードは14番手となった。タイム抹消の処分が決まったベルニュは、レーシングスーツを脱ぎ、無言でガレージを立ち去ると共に、最後尾グリッドからのスタートが確定した。
スーパーポールセッションで最速だったのは、ブエミである。ブエミは、他のドライバーがアタックをうまくまとめ切れない中、1分13秒911と、アプトの予選アタックよりも速いタイムを記録。2位エバンスに対して0.554秒の大差をつけ、ポールポジションを獲得した。3位プロスト、4位ダンブロジオ、アプトは大きなミスがあり、5位に終わった。
なお、オリバー・ターベイはフリー走行で負った怪我の影響で、予選出走を見送った。
ニューヨークePrixレース1決勝は、日本時間の7月15日午前4時33分にスタートする。
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