LCRホンダのカル・クラッチローは、ドイツGP初日の総合トップ4にドゥカティの2018年仕様のバイク、デスモセディチGP18を使用する3人のライダーが入ったことに対して、今やドゥカティがMotoGP最強のバイクになったと考えているようだ。
ドゥカティは伝統的に、ドイツGPの舞台である低速コースのザクセンリンクで苦戦する傾向にあった。昨年は、ファクトリーチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが8位でフィニッシュ。優勝したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)からは20秒以上離された。
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しかし今年は、ホルヘ・ロレンソが初日の総合トップタイムをマーク。2018年仕様のバイクを使うプラマック・ドゥカティのダニーロ・ペトルッチが2番手、ドヴィツィオーゾが4番手と上位につけた。
対して、総合9番手となったクラッチローは、ドゥカティのデスモセディチGP18について「グリッド状で最も曲がるバイクだ。シンプルにそういうことだ」と語った。
「ザクセンリンクは小さいコーナーが続く、ツイスティなサーキットだ。彼らは最終コーナーで、とても良い加速ができる。でも、彼らのバイクは最高の”ターニング・バイク”なんだ。それは間違いない」
マルケスは、ザクセンリンクで8連勝を飾っているホンダがこれまで持っていたアドバンテージがなくなっており、ドゥカティがザクセンリンクにおいて大幅に改善していると付け加えた。
「このレーストラックで、特にドゥカティが躍進している」
「これは、僕が数戦前にも言っていたことだ。ドゥカティはどこでも強い」
一方、ドゥカティのファクトリーチーム勢は自分たちにチャンスがあるという意見を軽視し、ドヴィツィオーゾはタイヤの摩耗の他、コーナリングにも課題が残っていると主張した。
「未だにコーナリングは簡単ではない。特にタイヤの性能が落ちてきた時は、十分な速さで曲がるのが非常に難しい」と、ドヴィツィオーゾは説明した。
「しかしそのベースは良くなってきている。だから僕たちは良いラップタイムを刻めるはずだ」
「だけど、ポイントを獲得するためには、タイヤのベストなポテンシャルを使うことはできない。そうしなければ僕たちは速く走れないが、レースをフィニッシュ出来ないからだ」
「コーナーの入り口や出口でフルパワーを使えないし、望み通りにスロットルを開けることができないから難しい。パワーを減らしスロットルを開けるのを待ちながら、ラップタイムを稼がなければならない」
ロレンソは、昨年のザクセンリンクと比べて、バイクが大幅に良くなっているわけではないと考えている。
「初日の結果を見ると、僕たちは1周や2周では素晴らしいスピードを持っていて、トップのポジションにいる」と彼はコメントした。
「でも、僕たちはバイクを大幅に改善できたと言えるだろうか?」
「例えば、旧型のバイク(GP17)を使っている(ニエトのアルバロ)バウティスタと(プラマックのジャック)ミラーも僕たちのラップタイムにかなり近い。だからおそらく、僕たちはそれほど大きくは改善できていないと思う」
「とにかく、レースではどうなるか見て見る必要がある。確かに旋回性能が上がっているので、一貫性という面ではおそらく、僕たちのバイクは良くなっているかもしれない」
「だけどそうだね、チャンピオンシップを僅差で争う中では、小さな改善がとても重要だ」
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