マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、F1チームとしてのマクラーレンには構造的な欠陥があり、その意思決定プロセスには”渋滞”が起きていたと明かした。
今季からルノー製のパワーユニット(PU)を搭載するマクラーレンは、表彰台争いをすることを目標に掲げていた。しかし中団争いからは抜け出せず、チームのホームレースであるイギリスGPを前に、レーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエが辞任。チームのマネジメント体制再編がスタートした。
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ブラウンは外部の人材雇用を含めた、さらなる変更が今後行われる可能性があるとしており、チーム内には個人が重要な決断を下す自由がなかったと話した。
「私は各個人が創造力に富んだ起業家のようになって欲しいのだが、組織構造的にこのチームはそれを許していない」
「それが、迅速な意思決定を出来なくしていると私は思う。”委員会”で決定を下すのが適している時もあれば、個人が決断すべき時もあるはずだ」
「我々の意思決定プロセスとそのスピードは遅く、時には”渋滞”を起こしている。だからそれを変える必要がある。構造的かつ組織的な問題が、我々の最大の問題だ」
「しかしチームには才能溢れる人材が多くいる。これまでの環境では発揮できなかった才能を、開花させる必要がある。また迅速に組織を形成できるように、経験のある人材を招く必要がある」
「F1チームを率いる私の仕事は、適切なリーダーシップを発揮し、チームに方向性を示すことだ。そして誰もが”マクラーレンはこうあるべき”だと思う姿を取り戻すのだ」
2015年からF1に復帰したホンダと提携していたマクラーレンだが、苦しいシーズンを過ごし2018年から両者は袂を別つことになった。マクラーレンが抱えていた構造的な欠陥は、両者の関係に少なくない影響を与えたと思われるが、ブラウンはチーム体制の変更にホンダとの関係は影響していないと話した。
「我々はホンダとの関係については何も議論していない。我々は今を見据えている。自分たちが犯したミスを認識し、間違いから学んで、それを繰り返さないようにする。しかし過去を振り返って、何か違うことができたはずだとは考えない」
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