ルノーは、今週末のイギリスGPで改良版のターボチャージャーを投入することを明らかにした。
先週末のオーストリアGPでは、ニコ・ヒュルケンベルグにターボのトラブルが発生し、彼はレースをリタイアした。4月に行われた中国GPでも、ダニエル・リカルド(レッドブル)にヒュルケンベルグと同様のトラブルが起きており、ルノーはその後からアップデートを計画していた。そして今週末、ようやくそれが投入されることになった。
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ルノーはカナダGPで今季最初の大型アップグレードを投入したが、この時ターボのアップデートは含まれていなかった。つまり、オーストリアでヒュルケンベルグが使用していたターボは、中国で使用していたものと同じスペックのものということだ。
ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールはmotorsport.comに対し、「ターボは新スペックのものではなかったが、エンジンは新しいものだった。だが新しいスペックと以前のものに違いはない」と話した。
「上海でダニエルのマシンにトラブルが起きて以降、リスクを抱えていたということを理解している。上海以降、我々が抱えていた問題はこれだけだった」
「ニコのターボは完全に壊れてしまった。だがICEやその他のコンポーネントは大丈夫なはずだ」
今回この新しいターボを投入することによって、ヒュルケンベルグのターボは3基目となるが、アビテブールはこれもスケジュールのうちだと語った。
「この開発ペースを継続し、特にCスペックのものを投入するためには、4基目のエンジンを使用することを計画していた。それゆえこういった状況においては、許容範囲だ」
「しかし、どっちみち受け入れられる状況ではない。我々は信頼性の問題に取り組み続けなければならない」
「今回はペナルティもない。リタイアした後はペナルティを受けると予想しており、それ(ペナルティを受けること)も計画に含まれていた」
また彼は、オーストリアで投入した新しいMGU-Kのパフォーマンスに満足できたという。このMGU-Kは、ワークスチーム、つまりヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.だけが使用したものだ。
「パッケージングの問題により、マクラーレンは旧型MGU-Kの新品を使用することを選択した。一方レッドブルは、(新しいMGU-Kを導入すると)両方のドライバーがペナルティを受けることになってしまうので、投入を急いでいなかった」
「特に問題も起こらなかった。(軽量化されたMGU-Kを導入したことで)我々のマシンはこれまでよりも軽くなり、マシンの限界に到達することができた。ウエイトの配分も良くなったので、ポジティブな影響がふたつあったということだ」
「他の2チームはその選択をしなかった。というのも、それを投入するためにはマシン設備の方でもいくらか変更が要求されるからだ」
「両チームとも、あの時はそれを使用しないことを選択した。だがそれは、今後もそれを使用しないというわけではない」
アビテブールは、オーストリアでパワーユニットの予選モードを使用できるようになったことをあまり重視しておらず、もしレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーがそれに言及しなければ、ルノーもそれについて騒ぎ立てることはしなかっただろうと示唆している。
「予選モードに関しては、もし誰もそれに言及しなければ、我々もそれを公表しなかっただろう。我々は様々な開発をしているが、その中でもわずかなものだ」
「通常は、コミュニケーションという点でそれについては話を続けていたが、期待を生むつもりはなかった」
「我々は自分たちのコミュニケーションをコントロールする必要があるので、それが(ルノーとレッドブルの)関係を終わりにしたもうひとつの理由だ」
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