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トヨタがル・マン制覇に向けて決意表明。ライバル不在でも参戦する意味がある

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トヨタがル・マン制覇に向けて決意表明。ライバル不在でも参戦する意味がある

FIA世界耐久選手権(WEC)2018年-2019年のスーパーシーズン開幕戦、スパ・フランコルシャン6時間レースで1-2フィニッシュを飾り、次戦ル・マン24時間レースに向けて弾みをつけたTOYOTA GAZOO Racing。間近に迫った大一番を前に、中嶋一貴選手と小林可夢偉選手を招いたメディア向け説明会が都内で行われました。

ポルシェが昨シーズンを最後に撤退し、トヨタが残ることに意味があるのか? という議論もあったという中での参戦継続。その理由について「電動化などの技術をさらに磨く」、「市販車へのフィードバック」などが語られていましたが、実際に選手はどんな思いで走るのでしょうか。トークショーに登場した中嶋一貴選手は「プライベーターも手強いし、走り切ることの難しさもあるが、表彰台へ向けて頑張る」と語り、小林可夢偉選手は、ライバル不在と言われてもル・マン自体が戦う相手とし「昨年よりも速く、しっかりと24時間を走り抜けて表彰台へ」と強い意気込みを感じさせてくれました。

TS050ハイブリッドの2018年仕様ですが、外観はフロントの一部を形状変更したほか、カラーリングとノーズ先端にトヨタロゴが追加されたのが新しいそうです。性能面では基本諸元に目立った変更はないものの、あらゆる部分を見直して信頼性を向上。今年はノンハイブリッド車との戦いとなりますが、ハイブリッド車との性能を均一にするLMP1クラスの新レギュレーションにより、前者は30%以上多く燃料を使うことが可能に(正式な数値は6月3日のル・マン24時間テストデー以降に決定)。コーナー立ち上がりに回生で蓄えたエネルギーを使えるハイブリッド、高出力で直線に優位性があるノンハイブリッド。昨年までとは違うレース内容が楽しめそうです。

今回の会見で何度も語られていたのが「信頼性の向上」と「最後まで走り切る」という言葉。マシンの見直し、改良だけでなく、故障やトラブル発生時の対応を徹底して見直してシミュレーションを実施。人為的なミスをできる限り排除するという姿勢も印象的でした。あと一歩が続いたここ数年の戦い。今年こそは…の思いがヒシヒシと伝わってくる内容でした。

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