MotoGP第4戦スペインGPの決勝レースでは、2~4番手を走行していたドゥカティのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾ、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサの3人が絡むクラッシュが発生した。
これについてロレンソとペドロサは、”最もクリーンな3人のライダー”が巻き込まれたと主張しているが、責任問題については意見が分かれている。
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決勝レースの18周目、”ドライサックヘアピン”と呼ばれるターン6の入り口にて、ドヴィツィオーゾはイン側からロレンソを追い抜こうとしたもののオーバーラン。ロレンソはイン側へ走行ラインを戻したが、後ろから走ってきたペドロサとコーナーの出口で接触してしまった。これによりペドロサはバイクから投げ出されるような格好で転倒し、一方のロレンソはアウト側へ弾かれるような形でドヴィツィオーゾとも接触してしまい、3人はここでレースを終えることになった。
レース後、この件についてロレンソは次のように語った。
「全体像ははっきりしているが、正直に言うと、これについてはあまり話したくないし、”誰かのせいだ”とも言いたくない。なぜなら、僕たちは3人ともこのチャンピオンシップにおける最もクリーンなライダーだからだ」
「3人にとっては非常に不運な瞬間だった。僕たちは地面の上でレースを終えたんだ。このような事故に巻き込まれたことは、これまで一度もなかった」
「まるでドミノ倒しのように、あらゆることが起きた。とても不幸なことだ。特にチャンピオンシップを争っていたドゥカティとドヴィ(ドヴィツィオーゾの愛称)にとってはね」
一方でホンダ勢のペドロサも、ロレンソの意見に同意している。
「グリッド上で最もクリーンな3人に、このようなことが起きてしまった。だけど起こるべきことではなかった」
「僕ら3人は本当に良いレースをしていたし、今日は素晴らしいポジションでレースを終えるに値していた」
だがロレンソとペドロサは、このクラッシュの責任の大部分を負うことになるのは誰なのか、という点については異なる見解を示した。
ペドロサは、「(ドヴィツィオーゾがロレンソを)追い抜いた後、彼はポジションを取り戻そうとしていたけど、様々な理由でそこに僕がいるとは思っていなかったんだろう」
「あの瞬間、彼らがワイドになったのを見ていた。だけど僕はコーナーを曲がり始めたので、自分の体は完全にバイクの右側にあって、何も見えなかったんだ」
「ロレンソはイン側にバイクを傾けていたけど、いずれにせよ僕のことが見えていたはずだ。なぜなら、一度ワイドになって走行ラインを外れてしまったら、元のラインに戻るために(ライン上を)確認しなければならないからだ」
一方ロレンソは、クラッシュの前には”間違いなく”ペドロサのことが見えていなかったと話したが、あの集団の中の3人目のライダー、つまりペドロサが”責任を負うべき”だとほのめかした。
「3人目のライダーだけが、あの時の光景を見ていたんだ。というのも、僕たちの頭の後ろに目はないからね」
「目が4つあればいいけど、そんなことは不可能だ。後ろにいた人が責任を負うべきだ。いずれにせよ、そこにはダニがいた」
「ダニ、僕、そしてドヴィは決してクラッシュを起こそうとしていたのではない。だから(誰かに責任があるとは)話したくない」
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