MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝が行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが今シーズン初優勝を飾った。これでマルケスは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで6連勝を記録した。
前日に行われた予選でマルケスは、トップタイムを記録してセッションを終えた。しかし、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)のアタックを妨害したとして3グリッドペナルティを科されたため、決勝レースは4番手からのスタートになった。その結果、フロントロウにはビニャーレス、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)が並んだ。
アメリカズ予選:ビニャーレスが繰り上がりでPP。マルケスはアタック妨害でペナルティ
レコノサンスラップでは、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が大きくマシンを揺さぶられるシーンも。ロレンソはグリッドに着く前に一度ピットへ戻っていた。
気温22度、路面温度35度というコンディションの中でレースがスタート。まずは2番手スタートのイアンノーネがホールショットを奪う。マルケスは2番手に浮上し、その後12コーナーの入り口でイアンノーネをパスしてトップに立った。一方ポールポジションからスタートしたビニャーレスは、3番手に順位を落としてしまった。12番手スタートの中上貴晶(LCRホンダ)はフランコ・モルビデリ(マルクVDS)との接触もあり、19番手でオープニングラップを終えた。
2周目、5番手を走行していたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が前を走るザルコをパスして4番手に浮上した。
さらにこの周、前方ではターン11でイアンノーネがマルケスを狙う。イアンノーネはバンピーな路面にバイクを大きく揺さぶられながらもマルケスの前に出るが、バランスを崩したところでマルケスが首位の座を奪い返した。
6周目に入ると、3番手のビニャーレスが背後を走るロッシとの間に差を築き、前のイアンノーネにプレッシャーをかけ始める。翌周にはビニャーレスがオーバーテイクを完了させてポジションを上げるも、依然としてビニャーレス、イアンノーネ、ロッシという3人が並ぶ。5番手のザルコまでは少し差が開いている状況だ。
そのザルコは9周目にクラッチローに追い抜かれるも、クラッチローはワイドに膨らんでしまいザルコがポジションを戻す。その直後、クラッチローは最終コーナーで転倒してしまった。なお彼は自力で起き上がり、コースへ復帰している。
さらに10周目、ターン1でハフィス・シャーリン(テック3・ヤマハ)が転倒を喫してしまう。シャーリンはここでリタイアとなった。またカレル・アブラハム(ANGEL NIETO)もこの時点でリタイアとなっている。
レース折り返しを迎えた11周目、今度はターン12でアレックス・リンス(スズキ)が転倒。リンスもレースを終えることになった。
17周目、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がバイクのパワーを活かしてザルコをパス。5番手に浮上した。
その後は大きな順位変動もなく、オープニングラップで首位に浮上したマルケスがポジションを守りきって今シーズン初優勝。このサーキットで6連勝を飾った。2位にはビニャーレス、苦戦が続いていたイアンノーネが3位という表彰台の顔ぶれとなった。
4番手以下はロッシ、ドヴィツィオーゾ、ザルコという顔ぶれ。前戦アルゼンチンGPで右手首を骨折し、術後わずか10日あまりでレース復帰を果たしたダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が7位に入賞した。なおドヴィツィオーゾが今季の獲得ポイントを46としてランキング首位に浮上し、今回優勝のマルケスが45ポイントで2番手となった。
スタートで順位を落とした中上は14位でレースを終え、2戦連続での入賞を果たした。
第4戦スペインGPは、5月4~6日にヘレスで開催される。
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