中国GPを訪れていた元F1王者であるニコ・ロズベルグは、素晴らしいレースを展開したレッドブルのダニエル・リカルドを賞賛した。
今週末、2012年にF1での自身初勝利を挙げた思い出の地に訪れたロズベルグ。2016年にチャンピオンに輝いた直後に電撃引退を発表した彼は現在、メルセデス・ベンツのアンバサダーを務めている。また彼は、ウイリアムズのリザーブ兼開発ドライバーであるロバート・クビサの共同マネージャーでもある。
ホンダ田辺テクニカルディレクター「次戦までに苦戦理由を解明しろというのが、フランツ・トスト代表の大号令」/F1中国GP
F1とのつながりをわずかながら残す彼の目にも、今回のレースは刺激的に映ったようだ。
「本当に素晴らしい1日だった。あまりにもエキサイティングで、座っていられなかった。TVに向かって何度か”クレイジー”だと叫んでいた」と、ロズベルグはレースを振り返った。
「信じられないショーを見せてくれたレッドブルに感謝したい。素晴らしかった。ご存知のように、3チームの間でバトルが行われたんだ。それが今後も続くかどうかは分からない。今の時点では、判断することも予測することも難しい」
レース中盤、セーフティカーが出動したタイミングで、レッドブルはマックス・フェルスタッペンとリカルドをピットに呼び戻し2度目のタイヤ交換。1ストップ戦略でタイヤが厳しいライバルたちを猛然と追い上げる作戦を選択した。
フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触しスピンしたため、表彰台を獲得することはできなかったが、見事なオーバーテイクを連発したリカルドが、大逆転で優勝を飾った。
ロズベルグは特にリカルドを、今のF1で最も素晴らしいオーバーテイクを見せてくれるドライバーだと賞賛。一方でフェルスタッペンにとっては、今回のレースが教訓になるはずだと話した。
「マックスとダニエルは最高だ。しかしマックスはあまりにも多くの混乱を招く。だから、”ベスト・オーバーテイカー”はダニエルだ。彼を見るのは素晴らしい」
「(ベッテルとフェルスタッペンの接触は)良くなかった。不必要だったし、理解するのも少し難しい。今日は彼(フェルスタッペン)にとって本当に難しい1日になった。というのも、彼が大失敗を犯したからだ。彼がポイントリーダーのベッテルと接触した一方で、チームメイトが素晴らしいオーバーテイクで優勝した」
「今回のレースは彼にとって厳しい教訓となるだろう。そしておそらく、マックスのような若いドライバーが進歩を遂げるためには必要なことなんだ」
「人の忠告を聞き入れるのは必ずしも簡単なことではない。だけど若いドライバーは最終的にはそれを聞き入れるんだ。それにチームも彼に助言をし、導くはずだ。彼は信じられないほど素晴らしいドライバーだから、そうなることを願っている」
「彼にはちょっとした微調整が必要なだけなんだ。少しだけその攻撃性を抑える必要がある。今は、ちょっとそれが出過ぎているからね」
チームとすでに契約更新を済ませているフェルスタッペンに対し、現在もチームとの契約更新を保留し、移籍の可能性を検討しているリカルド。もしロズベルグが同じ状況に置かれたらどこに移籍するか、そう訊かれたロズベルグはフェラーリ行きを提案した。
「僕がダニエル・リカルドだったらどこでドライブするかって? 僕ならどこに行くだろう……彼はどこに行くだろうね?」
「フェラーリに行ってみよう。彼はベッテルの倒し方を知っているし、現時点で彼らは最高のクルマを持っている。良い判断だと思わないかい?」
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