トリッキーさを抑えたい人にピッタリ
車体のわずかな変形に対して減衰力を与える技術として、’01年に4輪用の技術として登場したパフォーマンスダンパー。新たにMT-09/トレーサー900/XSR900用にヤマハが開発したパフォーマンスダンパーがワイズギアより販売されている。果たしてその効果を実感できるのか。
[MT-09 vs ストリートトリプルS]新世界を構築する、似て非なる3気筒[日英の845/765を比較テスト]
(◯)取り付けは簡単。MTがツアラーに!?
車体のわずかな変形に対して減衰力を与える技術として、’01年にトヨタ・クラウンアスリートが世界で初めて採用。以来、進化を続けているのがヤマハが開発したパフォーマンスダンパーだ。ワイズギアを通じてSR400用やセロー用などが発売されており、すでにその効果を体感しているのだが、今回発売されたのはアルミフレーム採用のMT‐ 09シリーズ用だ。果たしてその効果を実感できるのか、半信半疑だった。
試乗車は初期型のMT‐09。ダンパーの装着自体は簡単だが、ボルトの締め付け具合も車体剛性に影響するので、トルクレンチを使ってきちんと管理したい。さて、実際に走ってみての印象だが、30km/h以下ですら分かるほど明確に直進安定性が高まった。ダンパーの位置からしてスイングアームピボット付近の変形が抑えられたと思うのだが、むしろヘッドパイプ付近が強固になった印象で、全ての速度域で落ち着きが増している。一方で、倒し込みや切り返しで軽快感が薄れたのも事実。MT‐09のようなトリッキーな走りを是とするライダーにとっては、好みが分かれるパーツかもしれない。
(△)好みが分かれるかも。トレーサーならアリ
この落ち着き感は上質と捉えることもできるので、同じシリーズのトレーサー900なら、よりツアラーらしさが増すように思う。いずれにせよ違いは誰でも体感できよう。
(結論)こんな人におすすめ:トリッキーさを抑えたい人にはピッタリな製品
モタードのような刺激的な走りが持ち味のMT-09。特に初期型はその傾向が強いだけに、もう少し走りを落ち着かせたいというオーナーにはお勧めだ。なお、取り付けの際、各ボルトが低頭タイプなのでナメないように注意したい。
●まとめ:大屋雄一 ●写真:山内潤也
※取材協力:ワイズギア
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エンジン近くにつければエンジン振動を減衰し、リヤサブフレームにつければショックを新調したかのよう。