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ワイズギア「パフォーマンスダンパー」は1mmに満たない微ストロークで変化が分かる!

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ワイズギア「パフォーマンスダンパー」は1mmに満たない微ストロークで変化が分かる!

トリッキーさを抑えたい人にピッタリ

車体のわずかな変形に対して減衰力を与える技術として、’01年に4輪用の技術として登場したパフォーマンスダンパー。新たにMT-09/トレーサー900/XSR900用にヤマハが開発したパフォーマンスダンパーがワイズギアより販売されている。果たしてその効果を実感できるのか。

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(◯)取り付けは簡単。MTがツアラーに!?

車体のわずかな変形に対して減衰力を与える技術として、’01年にトヨタ・クラウンアスリートが世界で初めて採用。以来、進化を続けているのがヤマハが開発したパフォーマンスダンパーだ。ワイズギアを通じてSR400用やセロー用などが発売されており、すでにその効果を体感しているのだが、今回発売されたのはアルミフレーム採用のMT‐ 09シリーズ用だ。果たしてその効果を実感できるのか、半信半疑だった。

試乗車は初期型のMT‐09。ダンパーの装着自体は簡単だが、ボルトの締め付け具合も車体剛性に影響するので、トルクレンチを使ってきちんと管理したい。さて、実際に走ってみての印象だが、30km/h以下ですら分かるほど明確に直進安定性が高まった。ダンパーの位置からしてスイングアームピボット付近の変形が抑えられたと思うのだが、むしろヘッドパイプ付近が強固になった印象で、全ての速度域で落ち着きが増している。一方で、倒し込みや切り返しで軽快感が薄れたのも事実。MT‐09のようなトリッキーな走りを是とするライダーにとっては、好みが分かれるパーツかもしれない。

(△)好みが分かれるかも。トレーサーならアリ

この落ち着き感は上質と捉えることもできるので、同じシリーズのトレーサー900なら、よりツアラーらしさが増すように思う。いずれにせよ違いは誰でも体感できよう。

(結論)こんな人におすすめ:トリッキーさを抑えたい人にはピッタリな製品

モタードのような刺激的な走りが持ち味のMT-09。特に初期型はその傾向が強いだけに、もう少し走りを落ち着かせたいというオーナーにはお勧めだ。なお、取り付けの際、各ボルトが低頭タイプなのでナメないように注意したい。

●まとめ:大屋雄一 ●写真:山内潤也
※取材協力:ワイズギア

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みんなのコメント

3件
  • 価格を見るとうんざりしますが、効果は本物。
    エンジン近くにつければエンジン振動を減衰し、リヤサブフレームにつければショックを新調したかのよう。
  • セロー2018年モデルに装着しました。装着当初は殆ど変化なしで落胆してましたが、ダンパーにオイルが馴染むに若干時間を要するのか一週間くらい経ってからハンドルのブレが解消されてることに気づきました。慢性渋滞する国道交差点付近はアスファルトが洗濯板状態で夜間通過する時ハンドルが左右に大きくブレて不快でしたがほぼ解消しました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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