現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > スイッチオンで空気が激変!めちゃ使えるブルーエアの車載用空気清浄機「Cabin」

ここから本文です

スイッチオンで空気が激変!めちゃ使えるブルーエアの車載用空気清浄機「Cabin」

掲載 更新
スイッチオンで空気が激変!めちゃ使えるブルーエアの車載用空気清浄機「Cabin」

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 こんなものがあるとは知らなかった。どんなクルマにもかんたんに装着できる、車載用空気清浄機だ。空気清浄機が家庭やオフィス、ホテルなどで使われているのは、もちろん知っている。でも、クルマ用にも存在していることは知らなかった。そもそも、その理由がわからなかった。

レクサス「ES」「UX」、マクラーレン「600LT」、ジャガー「I-PACE」、2018年に話題を集めた輸入車の試乗レポート

 クルマに乗っている時にはドアや窓を頻繁に開け閉めするし、エアコンだって使っているから、車内の空気を“清浄”する必要性を感じたことがなかったのだ。しかし、車内の空気というのはとても汚いらしい。

「車中の空気は、車外の空気に較べ、15倍も汚れている場合があります」

「渋滞中や信号待ちの車中では、走行中に較べ、空気の質が40%悪化すると言われています」

 どちらも欧米の研究機関による証言だ。

想像以上に深刻な車内の空気汚染

 また、スウェーデンの空気清浄機メーカー、ブルーエア社によると、車内の空気汚染は深刻だというのだ。他車の排ガス、花粉やPM2.5、乗員の靴の裏に付いて車内に持ち込まれるタイヤ屑や土砂、シートや内装のカビや化学物質などが狭い車内空間に蔓延しているのだと。

 さらに関係者によると、それらの汚いものがシートや内装、床などに付いていても、家の中のように頻繁に掃除されない。つまり、掃除されない“ゴミ部屋”でずっと生活しているようなものだと脅かすのである。

 おお、コワ~。

 でも、たしかに言われた通りだ。部屋を掃除するのと同じ頻度で車内を掃除することはない。たまに掃除すると、シートのクッションとクッションの間やシートの下、床などがスゴいことになっていたりする。

 顔を背けたくなるほどのホコリや汚れ、ヒドい場合は食べカスや飲み物をこぼした跡など、眼に見えるものだけでも汚れている。それだけではなく、そこに眼には見えない汚染物質まで含まれている。そこから花粉やPM2.5などをはじめとする様々な汚いものが乗るたびに飛散し、車内を舞っているのだ。狭い空間なわけだから、汚染の濃度も濃い。15倍汚くても不思議はない。

 そこで、ブルーエア「Cabin」の出番となる。中型の4ドアセダンに装着して試してみた。設定は簡単だ。画像のように前席のシートの背もたれに後ろ向けにベルクロで巻き付けるように装着し、電源コードをアクセサリーソケットに差し込み、コントローラーで操作する。風量調整の他、オートモードの設定などを行う。

スイッチオンで空気が激変!

 また、専用アプリからの操作も可能だ。微細な汚染物質は眼に見えないけれども、このコントローラーとアプリでは、「とてもきれい」から「とても汚れている」まで6段階で車内の空気の状態をリアルタイムで可視化することができるから便利だ。コントローラーの表示は「ふつう」。オートモードで作動を始めると、すぐに「きれい」に変わり、3分後には「とてもきれい」に変わった。

 次に、条件を変えてみた。交通量の多い道路を走り、その後にクルマを駐め、シートを手で叩いた。シートに付着しているであろうホコリや花粉などを叩きだすためだ。コントローラーの表示は「とても汚れている」。ホコリが鼻に入ったのだろう、クシャミが止まらない。

 その状態からスイッチを入れた。LEDランプが3個白色に点滅し、高速でファンが回転し、汚れた空気を吸い込んで浄化しているのがわかる。吸い込まれた粒子をイオナイザーでマイナスに帯電させ、あらかじめプラス帯電を施したフィルターが静電気で吸着し、クルマ特有の有害物質やアレル物質などを99%除去する仕組みになっている。

 2分間ぐらい高速で回っていたファンが中速に変わったと同時に、「とても汚れている」表示が「汚れている」に変わった。さらに中速で2分間回った後に「少し汚れている」に変わり、すぐに「ふつう」に変わった。ファンは低速になり、すぐ「きれい」から「とてもきれい」になった。車内の空気から排ガスの臭いが消え去り、ホコリっぽい感じもなくなった。見事なものである。

 ここまでハッキリと車内の空気をキレイにしてもらうと、こちらの認識まで改めさせられる。今までは、走行中に他のクルマの排ガスなどが侵入してきて多少は匂ってもそういうものだと気に留めていなかったし、車内に有害物質やアレル物質などが充満していることなど想像すらしていなかった。

 自分はそれほどヒドい花粉症持ちではなかったはずだけれども、春先になってクルマに乗ると、走り出してすぐにクシャミが止まらなくなるのは車内の空気の汚さが原因だったのだ。そう思えるようになった。

車載用空気清浄機の存在価値

 仕事仲間のカメラマンも、セキや鼻水が止まらなくなっていたのは、それが理由だったのかもしれない。運転中のクシャミやセキなどは危険以外の何ものでもない。「Cabin」を試してみて、車載用空気清浄機の存在価値が良くわかった。アプリでの操作や空気の汚染度が一目瞭然なのが使いやすくて良い。できれば、本体サイズがもう少し小さなものもラインアップされたら、より多くのクルマで使いやすくなるように思えた。今回試した「P2i」というモデルの本体は幅205x奥行き205x高さ97mm。価格は、公式ストア価格で2万9000円(税抜き)。

 これまで、車内の空気の汚れ具合など一時的なものに過ぎないとタカをくくっていた。しかし、花粉に代表されるアレル物質や有害物質などの脅威は、もう無視できない。それを薄々は感じていたのだけれども、ブルーエア「Cabin」が短時間でスッと車内の空気を清浄してくれたのを知ってしまうと、もう後へは戻れない。車内の空気が汚れていては安全運転も脅かされてしまう。

文/金子浩久(モータージャーナリスト)

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

最新EVと環境への挑戦を体感! 第30回日本EVフェスティバル 11月23日
最新EVと環境への挑戦を体感! 第30回日本EVフェスティバル 11月23日
レスポンス
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
レスポンス
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
くるまのニュース
メルセデスAMG試乗付き宿泊プラン、1日1室限定…インターコンチネンタルホテル大阪
メルセデスAMG試乗付き宿泊プラン、1日1室限定…インターコンチネンタルホテル大阪
レスポンス
勝利をもたらす「招き猫」こと「BLUE LINK VICTORY CATS」の4名とは?「ANEST IWATA Racing with Arnage」をサポートするRAの素顔を一部ご紹介
勝利をもたらす「招き猫」こと「BLUE LINK VICTORY CATS」の4名とは?「ANEST IWATA Racing with Arnage」をサポートするRAの素顔を一部ご紹介
Auto Messe Web
角田裕毅、危うくアメリカ入国拒否!? 入国審査で別室へ……「着ていたパジャマの色が問題だったのかな?」
角田裕毅、危うくアメリカ入国拒否!? 入国審査で別室へ……「着ていたパジャマの色が問題だったのかな?」
motorsport.com 日本版
めちゃ“豪華インテリア”の新型「ミドルサイズSUV」発表! 大人気モデルが「全面刷新」で進化! 多彩なテクノロジーを搭載した新型「ティグアン」登場!
めちゃ“豪華インテリア”の新型「ミドルサイズSUV」発表! 大人気モデルが「全面刷新」で進化! 多彩なテクノロジーを搭載した新型「ティグアン」登場!
くるまのニュース
MINI『クーパー・コンバーチブル』、本拠地英国で9年ぶりにラインオフ
MINI『クーパー・コンバーチブル』、本拠地英国で9年ぶりにラインオフ
レスポンス
若干ギャンブル要素はあるけどポルシェオーナーになるのは夢じゃない! 庶民が買えるポルシェを探してみたらけっこうあった
若干ギャンブル要素はあるけどポルシェオーナーになるのは夢じゃない! 庶民が買えるポルシェを探してみたらけっこうあった
WEB CARTOP
SUV系のスーパーハイト軽自動車は超激戦区! 後発ばっかり目につくけど「ダイハツ・タント・ファンクロス」も独自な魅力たっぷりだぞ!!
SUV系のスーパーハイト軽自動車は超激戦区! 後発ばっかり目につくけど「ダイハツ・タント・ファンクロス」も独自な魅力たっぷりだぞ!!
WEB CARTOP
四度のGT500クラス王者ロニー・クインタレッリが2024年限りでのスーパーGTでの活動終了を発表
四度のGT500クラス王者ロニー・クインタレッリが2024年限りでのスーパーGTでの活動終了を発表
AUTOSPORT web
ドライバーの訴えもどこ吹く風? 言葉狩り問題でGPDA声明発表もFIA『シカト』にラッセルショック
ドライバーの訴えもどこ吹く風? 言葉狩り問題でGPDA声明発表もFIA『シカト』にラッセルショック
motorsport.com 日本版
約400台のキャンピングカーが全国から集結、過去最大規模に…ジャパンキャンピングカーショー2025
約400台のキャンピングカーが全国から集結、過去最大規模に…ジャパンキャンピングカーショー2025
レスポンス
トヨタ「“SUV”ミニバン」がスゴイ! ド迫力の「斬新ドア」×巨大オフロード4WD! タフすぎる「シエナ」“冒険”仕様とは
トヨタ「“SUV”ミニバン」がスゴイ! ド迫力の「斬新ドア」×巨大オフロード4WD! タフすぎる「シエナ」“冒険”仕様とは
くるまのニュース
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
THE EV TIMES
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #15|シトロエン BX
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #15|シトロエン BX
くるくら
クルマ火災の救世主! イタリア発の次世代消火具「ファイヤーショーカスティック」は愛車を守る最強の味方だ。
クルマ火災の救世主! イタリア発の次世代消火具「ファイヤーショーカスティック」は愛車を守る最強の味方だ。
くるくら

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村