10月26~27日に岡山県の岡山国際サーキットで開催されるENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第6戦『スーパー耐久レースin岡山』は、10月24日の特別スポーツ走行から週末に向けたセッションがスタートしたが、今回ST-Xクラスには、新たに30号車Handwork Challenge SPK GT-Rを走らせる『Team Handwork Challenge』が参戦した。今回の参戦の理由を、AドライバーであるDRAGONに聞いた。
毎戦のようにウイナーが変わる群雄割拠のST-Xクラス。タイトル争いも佳境になりはじめている第6戦岡山だが、そんな一戦に楽しみなチャレンジャーが加わった。ミドルフォーミュラで活躍するDRAGONをAドライバーに据え、佐々木大樹と荒川麟というふたりが組む強力な体制を敷いた30号車Handwork Challenge SPK GT-Rだ。
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「単純に車両を所有していたということもありますが、ずっとフォーミュラ一色でやってきたものの、やはりハコは違うジャンルですよね。メカニックも含め、多少携わっておかないと、いざレースに参戦する依頼が来たときなどにしっかり対応できなくなくなってしまうのではないかと思い、チームとして“ハコができる体制”を作っておくべきではないかと考えました」とDRAGONは今回の参戦の理由について語った。
この個体は、2019年までTAIROKU RACING GT-R GT3としてシリーズに参戦していた車両で、『Handwork』はDRAGONが率いるグループ企業のひとつの名だ。今回の参戦は、近年GT3やGT4のレースで高まりをみせているジェントルマンドライバーの参戦に向け、DRAGONが仕掛ける新たなレース活動のアピールのひとつなのだという。
「昨今のGTカーやツーリングカーのレースはプロとアマチュアが組んで戦うのがほとんどだと思います。我々としてはユーザー向けの仕事も多いのですが、来年このGT-Rを使うかは分からないにしろ、そういったGTカー/ツーリングカーの参戦の希望があったときに、きちんとやれるんだというPRも含めて、一度参戦することにしました」
今回使用するGT-R自体も、「それほど距離を走っているわけでもありませんし、まだ何年かは使えるので、これでレースをやりたいというユーザーの方もいらっしゃいます」という。2025年以降に向けてどういったかたちで繋がっていくかはまだ決まっているわけではないが、『Team Handwork Challenge』は今後ジェントルマンドライバーに向けた有力チームのひとつとして活躍することになりそうだ。
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