9月13日(金)から15日(日)にかけて富士スピードウェイで開催された、世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レース。3日間を通して6万5800人が来場した。
富士でのWEC開催は2012年から今年で11回目。2020年と2021年はコロナ禍により開催が見送られ、3年ぶりの開催となった2022年大会は4万1000人という来場者数だった。
■小林可夢偉、あらゆる可能性に懸けたWEC富士は「どこで仕掛けたらいいのか分からないまま、終わってしまった」
フェラーリやポルシェがハイパーカークラスに参戦した2023年は5万4700人が来場。これはWEC富士の入場者数過去最多だった。
そして今年WECには、キャデラックやアルピーヌ、BMWといった新たなメーカーが参入。ハイパーカークラスは11台から18台までエントリーが増加した。
ドライバーも豪華で、元F1ドライバーでスーパーGTでも活躍したジェンソン・バトン、MotoGPレジェンドで今季からWECを戦っているバレンティーノ・ロッシなど贅沢なラインアップとなっている。
WECへの注目度の高まりを示すように、今年のWEC富士には2023年よりも1万人以上多い6万5800人が来場した。
決勝レースでは、キャデラックやBMWが上位を走り、ポルシェとフェラーリが激しくバトルするなど激戦が繰り広げられた。トヨタは苦しい状況ながら食らいついたが、7号車は接触リタイア、8号車はペナルティもあり10位に終わった。
来季にはアストンマーティンがヴァルキリーでハイパーカークラス参戦を果たす他、ヒョンデもLMDh車両の開発を発表したばかり。WECのグリッドは今後さらに華やぐことだろう。
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コース脇のテント観戦はモニター、音声の改善希望