2023年のF1は、開幕戦から大激戦の予選となった。レッドブル勢がフロントロウ、2列目にフェラーリ勢が並び、その後方5番手にはアストンマーチンのフェルナンド・アロンソがつけた。メルセデスの2台が6番手、7番手に続け、8番手にはもう1台のアストンマーチンであるランス・ストロール……今やF1は、4強時代に突入した感がある。
ただ、重要なのは今晩。決勝レースが終わった時にどんな順位になっているかということだ。本稿ではこの点を分析してみようと思う。
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ピレリの予想では、今回のレースは2ストップで走り切ることになるという。スタートでは多くのチームがソフトタイヤを履き、その後ハードへと繋ぐ戦略が主流となるだろう。実際、ほとんどのドライバーが新品のハードタイヤを2セット残して決勝に駒を進めている。
しかし10チーム中2チームは、フリー走行でハードタイヤを1セット使ってしまっており、1セットしか残っていない状況で決勝を迎える。そしてそのうちの1チームが、フロントロウからスタートするレッドブルだ。
レッドブルの2台は、FP3でハードタイヤを揃って1セットずつ使用。そのため新品のハードタイヤは1セットしかない。他の新品タイヤはミディアムが1セットという状況である。また、予選でアウトラップとコースの前半のみアタックした比較的新しいソフトタイヤを1セット持っている。
つまりレッドブルは、2ストップの戦略となればこの比較的新しいソフトタイヤとミディアム、ハードの合計3セットを使うことになるだろう。
今回のハードタイヤは、C1と呼ばれるコンパウンド(ゴム)のタイヤである。この今季のC1は、昨年のC1とC2の間に新たに設定されたもので、昨年までのC1は今季C0と呼称されることになった。今回のミディアムはC2であり、C1とC2の性能差が非常に小さくなると考えられている。実際フリー走行のデータを検証すると、ハード(C1)とミディアム(C2)の性能差は小さく、ラップタイムの差は僅か0.2秒。決勝でどちらのタイヤを履いても、大差ないかもしれない。
またレッドブルは、テストの時から非常にデグラデーションが小さいマシンであった。そのため、場合によっては1ストップで走り切る可能性すらあるかもしれない。
グリッド2列目に並んだフェラーリ勢は、ハードタイヤを2セット残して決勝に臨む。ミディアムタイヤも1セット残っているが、これは予選Q1で使ってしまったため、新品ではない。
レッドブルと異なりハードを2セット残したのは、やはりデグラデーションに懸念があるからだろう。フェラーリはプレシーズンテストでも、レッドブルに対してデグラデーションが大きい傾向を示していた。そのため、少しでも硬いタイヤを残そうとしたということなのだろう。
シャルル・ルクレールは予選Q3のアタックを1度限りで切り上げ、新品のソフトタイヤを1セット残した。これもデグラデーションの大きさを念頭に置いてのモノであるはずだ。
ただFP2のロングランを見ると、ルクレールのデグラデーションの値は小さく、非常に安定していた。テストの時とは傾向がまるで異なる。このロングランペースを発揮できれば、レッドブルに太刀打ちできることができるかもしれない。しかし逆にテストのようにデグラデーションが大きければ、レッドブルはおろか、後方のマシンにもやられてしまうことになるだろう。
そんなフェラーリが最も懸念すべき相手は、今回はアストンマーチンのアロンソになった。アロンソはFP2、FP3とベストタイムを計測。ポールポジションの可能性すらあるのではないかと思われたが、レッドブルとフェラーリの後塵を拝して5番手。ただそれでも、アストンマーチンの昨年までの立ち位置から比べれば、大きな前進と言える。
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