F1スペインGPの決勝レースで3位表彰台を獲得したメルセデスのジョージ・ラッセル。しかし、そのレースはマシンにオーバーヒートの問題が発生したことにより厳しいモノになったという。
ラッセルのマシンには、グラベルに飛び出して順位を失ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を従えて2番手を走行中だったレース序盤、オーバーヒートの警告ランプが点灯し「なんで冷却の警告が出ているんだ? 前にマシンがいないのに」とチームに無線で訴えた。
■F1分析|やっぱり……フェラーリを苦しめたデグラデーション。メルセデスの急浮上にも注目
レース終盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のリタイアもありラッセルは3番手を走っていたが、4番手を走っていたチームメイトのルイス・ハミルトンと同様にオーバーヒートが発生。チームからは最大限のリフト&コーストを要求され、リタイアのリスクもあると伝えられた。
ラッセルはペースを落としたこともあり2位ペレスから20秒差ながらも、3位表彰台を掴み取った。一方、ハミルトンは一度抜いたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)に4位を明け渡し、何とか5位でチェッカーを受けた。
レース後、ラッセルは次のように語った。
「最後の数周はとても厳しかった。(4番手とは)差があることは分かっていたけど、サバイバルレースになってしまった」
「言った通り、3位でチェッカーを受けられたことを誇りに思っているし、ファンのみんなに感謝している。この週末、彼らはずっと素晴らしかったし、今のF1に対するサポートは素晴らしい。すごい雰囲気だったし、ここにいられることは素晴らしい」
オーバーヒートの問題に関してラッセルはこう語る。
「正直、かなり痛手だった」
「レッドブルがミラーに映った時は、彼を抑え込むために最大限の努力をした。楽しかったし、あの数周はよかった」
「3位で帰ってこれてただただ嬉しい。僕らは多くのポイントを稼げた」
スペインで好結果を残したものの、ここまでの不振が響き、チームはコンストラクターズランキングで首位のレッドブルから75ポイント、2番手フェラーリから49ポイント差の3番手に留まっている。
しかしメルセデスは、スペインで投入した大規模アップデートで、これまでパフォーマンスの足かせとなっていたポーパシングを解消。ふたりのドライバーは、大きな一歩を踏み出せたと感じているという。
ただラッセルは依然として改善点は多く、決勝レース自体は「とても大変だった」と振り返っている。
「今回はとても大変だった。マックスを抑え込むために全力を尽くしたよ。彼は素晴らしい仕事をしたね。僕はここに立てていることに誇りに思う」
「僕らはとてもハードに働いてきた。これは(ファクトリーのある)ブラックリーとブリックスワースにいるみんなに捧げたい。ありがとう!」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?