8月9日、アルピーヌ・ジャポンは、7月23~24日に岡山国際サーキットで開催されたJAF全日本ジムカーナ選手権第6戦『全日本ジムカーナ in 岡山国際サーキット』で、アルピーヌA110Sをドライブした山野哲也がJG10クラスで優勝。今季参戦したすべてのレースでの優勝を飾り、2022年シーズンのシリーズチャンピオンを獲得したと報告した。
スーパーGTでも三連覇をはじめ、数多くのタイトルを獲得してきた山野は、長年全日本ジムカーナで王座を獲得しつづけてきたが、2022年は時代に合った新たなジムカーナの世界を切り拓くことを目指し、オートマチック限定免許で運転できる2ペダル+電動パーキングブレーキ車となるアルピーヌA110Sで挑戦を開始した。これまでジムカーナではサイドブレーキを使ったターンが一般的だったが、この常識を覆す挑戦となった。
山野哲也、“2ペダル”アルピーヌで全日本ジムカーナ開幕3連勝「性能を引き出すことができた」
山野はすでに今季全5戦中4戦で優勝し(1戦欠場のためノーポイント)、着実に勝利を重ねてきたが、迎えた第6戦岡山は山野が優勝してポイントランキング2位のドライバーが3位以下となった場合、山野のシリーズチャンピオンが決まる大事な一戦となった。
山野は土曜日に行われたヒート1、ヒート2をトップタイムで終え、翌日曜日も、路面温度の上昇でコンディションが悪化するなか、ヒート1、ヒート2ともトップタイムを記録。完全優勝を飾った。そしてこのイベントの結果により、山野のシリーズチャンピオンが確定した。
「速度が高くコーナリングが長く、そして平均スピードも高いラウンドでした。セッティングの満足度は頂点には至っていませんでしたが、A110Sというマシンのサーキット特性がタイムに表れました。2位にポルシェ911 GT3も入り、このクラスの車種構成も面白くなってきました」と山野。
「私の意思に同意してくれるエクセディ、ブリヂストン、ルノー・ジャポンはじめスポンサー各社に、そして無償の愛を注いでくれるファンに心から感謝しています。クルマの進化や免許制度に合致する新しいジムカーナの世界を作り上げていきたいと思います」
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みんなのコメント
ようするに、競技人口が減るばかりで、新人が全く育ってないって事だよね。
早急になんとか手を打たないとカテゴリ自体が無くなる。